ピロリ菌を天然の抗生物質で退治する自然療法のヒント
自然療法でピロリ菌と戦う方法をお探しの方も多いのではないでしょうか?
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の粘膜に感染する細菌です。
これは多くの人に住み着いている可能性のある菌ですが、消化性潰瘍疾患および十二指腸潰瘍を引き起こす可能性があります。
また、ピロリ菌による胃の炎症は、胃炎、胃潰瘍、さらには胃がんにつながる可能性もあるようです。
抗生物質の過剰摂取については副作用を引き起こす可能性があります。
自然療法だけでピロリ菌を完全に根絶することは難しいかもしれませんが、できるだけ抗生物質を少なくし、天然の治療法でピロリ菌を退治できればと願う人の数は以前よりも増えているとされているようです。
ピロリ菌に対する天然の抗生物質の報告から、健康のヒントを、いくつか以下にご紹介します。
ピロリ菌感染の症状
ピロリ菌感染の症状にはには次のようなものがあります。
-腹痛
-腹部の灼熱
-膨満感
-吐き気
-還流
-食欲減少
症状が心配な人は、まずは医療機関を訪ねることをお勧めします。
そのうえで、自然の食材でピロリ菌の撃退に力を添えてくれる可能性のあるものを下記にご紹介します。
1.はちみつ
はちみつは抗菌作用があることで知られており、古くから人々は薬として利用してきました。
ある研究では、マヌカハニーが胃上皮細胞のピロリ菌の増殖を抑制したことが示されたようです。
2.アロエベラ
アロエベラは、次のようなさまざまな病気の治療に使用される薬草療法です。
ある研究結果では、アロエベラの葉の内側から採取したゲルがピロリ菌株の成長を阻害し、殺傷するのに効果的ということが報告されています。
これは、アロエベラが抗生物質と組み合わせて使用されると、ピロリ菌感染に対して効果的である可能性があることを示唆しています。
3. ブロッコリースプラウト
研究によると、ブロッコリースプラウトに豊富に含まれる化合物であるスルフォラファンは、ピロリ菌を殺傷する能力があることが示されています。
さらにブロッコリースプラウトは、ピロリ菌感染マウスの胃の炎症も軽減したことが報告されています。
4. ミルク
ヒトと牛乳の両方に含まれている、糖タンパク質であるラクトフェリン。
ラクトフェリンは、ピロリ菌に対する阻害活性を示すという報告があるようです。
ある研究では、抗生物質と牛乳由来のラクトフェリンを組み合わせて使用した結果、150人の感染者でピロリ菌を100% 根絶したそうです!
5.レモングラスオイル
人間と動物で行われた研究によると、レモングラスのエッセンシャルオイルはピロリ菌の増殖を抑制する可能性があるようです。
マウスに関する研究では、胃でのヘリコバクター・ピロリのコロニー形成の密度が大幅に減少したという報告があります。
6. 緑茶
ご存じのとおり、緑茶には多くの抗酸化物質と栄養素が含まれています。
動物実験では、緑茶はピロリ菌に感染したマウスの細菌数と炎症の両方を減少させたという報告があります。
さらに、ピロリ菌感染前に緑茶を飲んだマウスは、より良い結果となったようです。
様々な効能があるとされる緑茶ですが、ピロリ菌にもその効果を発揮しているようです。
7. プロバイオティクス
人々に健康上の利益をもたらす生きた微生物プロバイオティクスは、ピロリ菌の治療薬としても関心が高まっているようです。
研究によると、ビフィズス菌はバクテリアと競合して胃の粘膜にくっつくことにより、ピロリ菌に対してその効果を発揮することが示されています。
上記の中には、日ごろの食事や食生活などの生活環境で、取り入れることが容易なものも含まれています。
同時に、ミルクに含まれるカゼインたんぱく質にアレルギー反応を示す場合も、人によっては存在しているのではないでしょうか。
そのため、ピロリ菌の状態などが気になる場合には、緑茶などできる範囲で取り入れてみることがおすすめといえそうです。
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