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アルコール過剰摂取と脳卒中などの脳の疾患との関係?

2022年11月07日

食べ物と食事で健康的な栄養素

アルコール類を飲む機会については、コロナでの自粛を境に、以前と比べて外で飲酒をする機会が減ってきたものの、自宅での飲酒の機会が増えたという方もいらっしゃるかもしれません。

お酒は少量なら体に良いなどの説もありますが、とりわけアルコールの過剰摂取の健康への影響はどのようなものがあるのでしょうか。

韓国の若い人々を対象にした新しい研究では、アルコール消費と脳卒中リスクとの関係を調査した文献がありました。

その調査の結果では、中程度から大量の飲酒をしている若者は、脳卒中のリスクが高いことが報告されています。

若者のアルコール消費と脳卒中リスクとの関係の研究

この研究では、20歳から39歳までの1,536,668人の男女が対象となったようです。

参加者は、2009年から2012年の間に4回の健康診断を受けました。

研究は、週あたりのアルコール消費量をグラム数で測定し、アルコール消費量を次の4つの種類に分類して行われました。

-なし
-控えめな飲酒: 0-105 g
-適度な飲酒: 105-210 g
-大量飲酒:210g以上
(参考までに、アルコール 105グラムは、350mlのビール7.5本またはワインの標準ボトル1.5本に相当します。)

参加者は、平均5~6年間追跡されました。

その結果、追跡期間中に、3,153人もの人が脳卒中を経験したそうです。

研究者は、脳卒中の発生率が累積的なアルコール消費量とともに増加していることに注目しました。

その結果、中度から重度の飲酒を2年間続けた被験者は、脳卒中のリスクが19%も高かったことがわかりました。

また、飲酒を3年間続けた人はリスクが22%増加し、4年間続けた人は23%リスクが高かったようです。

また、大量飲酒者は非飲酒者よりも脳卒中リスクが28%高いことも発見しました.

この研究では、中度および重度のアルコール使用が脳卒中のリスクを高めることに関連していることが示されています。

そして、脳卒中のリスクの増加は、アルコール離脱中の血圧の上昇が原因である可能性が高いことが示されています。

アルコール摂取が脳卒中リスクに関連する理由

ジョンズ・ホプキンス看護学校の准教授であるロドニー博士によると、アルコールは主に血液を介して体全体に運ばれるため、複数の臓器に影響を与えるのだそうです。

そして、体がアルコールを処理する過程では、脳を含む複数の臓器に多大な影響を与えることがわかっているようで

一部の健康の専門家は、若年成人がアルコール摂取量を減らすことを推奨しています。

世界保健機関 (WHO) によると、脳卒中は世界で 2 番目に多い死因であり、毎年約 11% の死亡原因となっています。

研究者は、アルコール消費量を減らすことは、脳卒中を予防するための戦略として飲酒量の多い若年成人に対してアナウンスしていくべきであると結論付けたようです。

まとめ

飲酒は気分に大変影響を与えることが報告されていることも影響してか、好んで飲む方が多いこともわかります。

また、アルコール類の摂取は、多くの人にとっては、ストレスの発散にもつながっているのかもしれません。

大切なのは量を適度に抑えることのようです。

アルコールは、大変依存性の強い飲み物でも知られています。

今回の研究報告から言えることでは、将来のためにも若いうちから無茶をせずに大量飲酒を控えることが、脳卒中などの脳疾患の予防にもつながると言えるのかもしれません。

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引用文献:
Almonds can help support the gut microbiome, study claims

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