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妊娠や生殖能力に関わる4つの食品栄養素とは?

2022年07月14日

健康の幸福のある生活

女性のライフワークなどで妊娠の年齢が上がっています。

女性の妊娠については日々研究が進められており、女性の不妊治療の課題に対する食事に含まれる栄養素を基本とする食事栄養療法に関する研究も沢山あります。

ですが、多くの場合、まずはより自然な方法に目を向けるかと思います。

食事で補うための食品必須栄養素の背後にある研究や、女性や男性の生殖能力に関連する4つの栄養素から健康と妊娠、生殖能力についてのヒントを探ってみました。

妊娠や生殖能力と関りを持つ、食品や食事に含まれる栄養素群の中でも、とりわけ研究や報告に挙げられている食品栄養素の例として、下記の4補助栄養素があるといえます。

セレン

セレンは、セレノタンパク質として知られている25種類のセレン含有タンパク質の正常な機能に必要です。

これらのセレノタンパク質の大部分は酵素の一種で、私たちの体の抗酸化を助ける物質です。

また、セレンは、抗酸化物質であるグルタチオンなどの酸化還元反応を促進するために必要です。

セレンなどの酸化還元酵素は、男女両方の生殖能力に重要な役割を果たす可能性があります。

セレンはまた、甲状腺機能に影響を与え、それが女性の妊娠にとって非常に重要である理由の1つです。

さらにセレンは、免疫機能においても重要な役割を果たしています。

複数の研究により、セレンの補給が甲状腺自己免疫応答を低下させることが示されています。

葉酸

葉酸が妊娠にとって必要ということを聞いたことのある方も多いと思います。

葉酸塩は、細胞の複製や胚発生にかかわる栄養素です。

私たちの体で葉酸が不足すると、ホモシステインというという悪玉アミノ酸が血液中に増加してしまいます。

葉酸の働きによって代謝が行われ、ホモシステインは、体内にてメチオニンに変換されます。

研究によると、健康な妊娠のためには毎日400mcg以上の葉酸塩が必要であることが示されています。

メラトニン

睡眠サイクルで多く利用されるメラトニンも、妊娠においては大切な栄養素の一つです。

メラトニンには、抗炎症作用や免疫調節効果に関する作用があるためです。

これらがあ男女の生殖能力にもかかわってくるかもしれません。

特に女性の生殖能力に対するメラトニンの影響に関する研究は大きく成長してきました。

メラトニンの効果によって、女性の卵胞は、より大きくより健康なものに成長するとされています。

また、研究により、メラトニンが子宮内膜症にプラスの影響を与える可能性があることが示されています。

自然流産、多嚢胞性卵巣症候群、免疫、放射線誘発原発性卵巣不全などの、出生率とかかわる状態との関連も強いようです。

コエンザイムQ10

メラトニンと同様に、CoQ10も抗酸化物質の一つとして、知られています。

コエンザイムQ10の働きの1つには、酸化ストレスから細胞膜を保護するのに役立つことが挙げられています。

さらに、コエンザイムQ10は、ミトコンドリアのエネルギー生産に不可欠な栄養素としても有名な成分です。

ミトコンドリアのエネルギー生産の変化は、老化と加齢、そしてそれに伴う生殖能力に大きな影響を与えると考えられています。

また、コエンザイムQ10レベルは加齢とともに低下します。

そのため、男性と女性の両方の生殖能力にとっても重要となります。

まとめ

妊娠を望む年齢が上がるにつれて、必要な栄養素も変わってきます。

これを踏まえて、抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取するよう意識することが男女の生殖能力にとって重要となりそうです。

また、私たちの生きる現代社会では、様々な種類の毒素が、毎日私たちの水、空気、土壌に放出されています。

これらの化学物質は、少しずつ私たちの体に蓄積され、病気や寿命に影響を与えるだけでなく、自然な妊娠へも大きな影響を与える一因となるかもしれません。

化学物質を避け、デトックスに注目することも、カラダを整える重要なカギとなっているのかもしれません。

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引用文献:
Nutritional Factors in Female Fertility, Part 1 of 2
Nutritional Factors in Female Fertility, Part 2 of 2

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