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うつ病とパーキンソン病との関係とドーパミン?

2021年07月18日

健康な身体は食べ物や食事と生活習慣

現代人に多い疾患の一つであるうつ病と、年配者に多いパーキンソン病にはどのような関係があるのでしょうか?

さらに、ドーパミンも含めた関係性についても気になるところです。

それぞれの関連について調べてみました。

1.うつ病とは?

うつ病とは精神障害の一種で知られています。

抑うつ、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、長期的に持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害です。

うつ病と体のどこかの部分の痛みを伴う症状は一般に一緒に発症することが多いとされています。

痛みの存在は、うつ病の認識と治療に悪影響を及ぼしていることが報告されています。

そのため、両方の状態の治療に対する治療が必要となります。

うつ病と痛みは生物学的経路と神経伝達物質を共有しており、両方を同時に治療することに影響を及ぼすと考えられているようです。

2.パーキンソン病とは?

パーキンソン病は、手の震えから始まり、動作や歩行の困難などの運動障害があらわれる、進行性の神経変性疾患で知られます。

進行すると、自力歩行が困難となり、車椅子や寝たきりの生活になる可能性があります。

40歳以上の中高年の発症が多く、特に65歳以上の発症率が高いとされています。

2.うつ病とパーキンソン病との関連性は?

うつ病性障害はパーキンソン病の患者によく見られ、この病気の他の多くの側面に影響を及ぼします。

うつ病性障害は、パーキンソン病患者の生活の質、運動および認知障害、機能障害、およびその他の精神医学的併存疾患に悪影響を及ぼします。

生活の質と認知機能に深刻な影響を与えるにもかかわらず、パーキンソン病のうつ病はしばしば認識されておらず、治療も不十分な場合も多くみられます。

一方、うつ病の患者は後年にパーキンソン病を発症するリスクがあります。

うつ病は、パーキンソン病の運動症状に先行することがあるためと報じられています。

ドーパミンによる刺激により、うつ病を軽減できることがわかっています。

パーキンソン病は感情を司るホルモンであるドーパミンの枯渇との関連性があるため、うつ病は単なる気分障害ではなくパーキンソン病につながる病態生理学的プロセスの一部である可能性があるようです。

生活の質と認知機能に深刻な影響を与えるにもかかわらず、PDのうつ病はしばしば認識されておらず、治療も不十分との指摘があります。

病態生理学的研究は、PDのうつ病が、限局性の構造的または機能的異常ではなく、個別の脳領域間の相互作用の全体的な機能障害に関連し、いくつかの神経伝達物質や受容体複合体の病理学的変化によって維持されることが示されています。

一般的に、パーキンソン病の悪化に関する最初の警告にもかかわらず、すべての伝統的な抗うつ薬と一部のドーパミン作動薬は、PDの抑うつ症状を治療するのに安全で忍容性が高いことが報告されています。

調べて入手したデータによると、反応の時間経過が抗うつ薬間で異なることを示唆しています。

しかしながら、PDに抗うつ薬を使用した臨床試験の有効性の結果は、プールされた分析が中程度の利益を示唆しているものの、かなり不確実です。

正しい精神医学的診断、うつ病とPDの症状の重なり、適切なエンドポイントと評価尺度の選択など、いくつかの問題がPDに抗うつ薬を使用した臨床試験の結果に重大な影響を与える可能性があるようです。

3.ドーパミンとの関連性

ドーパミンシステムは、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、運動行動、認知、感情に関与する脳の調節システムの一つです。

快楽物質とも呼ばれ、楽しいことやワクワクすることに出会ったときに脳から分泌される物質の一つです。

ドーパミンは、統合失調症やうつ病を含むいくつかの精神障害の根底にある可能性があることがわかっており、治療にも使用されます。

まとめ

うつ病は心の風邪とも言われ、多くの方に見られる疾患の一つです。

うつ病になることに関してそれほど大きなことととらえられない風潮もあるかもしれません。

しかし、うつ病がパーキンソン病とつながるということを考えるほどに、できる限りうつ病も避けて通りたいと思う方も多いかと思います。

うつ病を避けるためには、太陽の光を浴びて規則正しい生活をし、ストレスを避けて快楽物質のドーパミンをたくさん分泌することが大切です。

今後もうつ病にかかわる情報をできる限りお届けしたいと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85
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