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メラトニンの睡眠以外の健康効果と働きと抗酸化物質

2021年07月14日

酸化と糖化予防食品で健康

メラトニンは近年注目されるホルモンの一種です。
睡眠サポートや生活リズムサポートのサプリメントとしてもっともよく知られています。
ですが、最近では、メラトニンの抗酸化物質としての機能が大変期待されているようです。

・メラトニンとは

メラトニンは、夜間に主に松果体によって合成および分泌されるホルモンの一種です。
日中に太陽の光を浴びるとメラトニンの分泌は減少しますが、夜、暗くなってくるとメラトニンの分泌量は増えます。
メラトニンが脈拍や体温などを調整し、眠気を催させる作用があります。

朝起きた後に朝日を浴びることで、メラトニンの分泌する時間や量が調整され、体内時計の機能が調整されます。
一方、昼間に太陽光を浴びない不規則な生活ような生活を続けるとメラトニンの分泌がうまくいかず、不眠症などを引き起こす可能性があります。

・メラトニンの抗酸化作用

メラトニンは、それ自体が抗酸化作用を持っているだけでなく、他の抗酸化物質の生成を刺激します。
メラトニンの抗酸化効果に関する私たちの理解の多くは、動物実験から収集されており、その結果には説得力がありそうです。

また、ある研究では、メラトニンとその代謝物が、化学物質などへの曝露によって引き起こされたDNAの損傷を直接修復することが示され、その研究も話題になっています。
DNAの損傷とは、つまりカラダの酸化ということです。
メラトニンは、酸化に抗う力を持っていることがわかります。
ある研究チームによると、メラトニンは、抗酸化剤、生活リズム調節剤、抗炎症および免疫調節、さらにはガンなどの腫瘍抑制剤としての作用も持つことが報告されています。

・筋肉と精神のためのメラトニン

メラトニンの精神に対する保護効果を調べる研究が、線維筋痛症のヒトに対して実施されました。。
それによると、メラトニンは、線維筋痛症の患者のコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルを低下させながら、気分、不安レベル、および生活の質を改善することがわかっています。
具体的には、補充されたメラトニンは、細胞内の変化の損傷を大幅に防ぎ、抗酸化力を維持し、筋線維の崩壊を防ぎます。

メラトニン分泌のシステムは複雑であり、中枢および自律神経経路をたどるので、メラトニン分泌が妨げられる可能性のある多くの病理学的な状況があります。
結果として生じる変化は、病気の素因を増加させ、症状の重症度を増し、または障害の経過と結果を変更する可能性があります。

一方、長時間の運動などによって引き起こされる骨格筋の損傷にもメラトニンは大きなかかわりがあることがわかっています。
高強度インターバルトレーニングを行うアスリートを調べた研究では、2週間毎日20 mgのメラトニンを摂取することにより、抗酸化機能活性が改善されることがわかっています。
また、メラトニンの摂取による DNA損傷の減少も認められています。

まとめ

メラトニンは、うまく入眠できない人のためのサプリメントとして知られていましたが、それだけではなく、DNA損傷の修復を行う抗酸化効果にも大変期待できることがわかりました。
また、精神的な不安などに対する効果も期待できるため、まさに現代人には必要不可欠なホルモンと言われますが、そのとおりかもしれません。

メラトニンは日本でも子供の睡眠障害に対して医薬品として承認されているとのことで、比較的副作用などの心配が少ないのが特徴です。

もちろん、朝に目覚めて朝陽を浴びたり、夜は睡眠を確保する時間帯に眠りに就くなどの生活習慣が大切です。
サプリメントなしてスムーズな毎日を送ることができるに越したことはありませんが、気になる方は一度試してみるのも良いかもしれません。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25908646/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3

Melatonin, the Antioxidant Recycler

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