水を飲むことと水分摂取の効用や重要性
暑くなってくると、熱中症に注意する必要があるため水分を大目に摂取することを心掛けている方も多いかと思います。
人の体の70パーセントは水分でできていると言われます。
そのため、水は暑い日以外でも、必ず意識して摂取する必要があります。
水を飲むことや水分摂取については既に諸説報告されていますが、水を意識的に摂取することの重要性を改めて調べてみました。
水を飲むことの重要性とは
・熱中症の予防
熱中症対策に水を飲むことは、もはや常識となっています。
外出時に水分を持ち歩くことはもちろん、室内や涼しいと感じる場所であっても、のどが渇いたと感じなくても水分補給を怠らないようにしたいものです。
特に高齢者では睡眠中の熱中症も心配されるところかと思います。
睡眠前に水分補給をすることはもちろん、枕元にも飲料水を用意して眠ることをおすすめします。
・代謝反応への影響
水を飲むことで総エネルギー摂取量を減らしたり、代謝を変化させたりすることができます。
利尿作用によって老廃物を外に出す効果があるため、むくみをとる、または肌荒れを防止する効果や、体重減少を促進するなどの効果が期待できす。
また、体にたまった不必要なものを排出するデトックスの手助けになるという側面も考えられます。
効果的なのは一日に2リットルなど多くの水を飲むことのようですが、一度に沢山の量を飲むことの意味よりも、こまめに摂取することが報告ではおすすめされているようです。
まずは、トイレに行った後に一杯の水を飲むなど、行動と連動させて水を飲むことで習慣を作ることができるかもしれません。
・口臭を予防する
朝に200mlの水を飲むことは、30秒間口をすすぐことと同様の口臭予防の効果があるという実験結果があるようです。
それに加えて、特に朝に水を飲むことは、寝ている間に不足した分の水分を補う意味でも、身体を目覚めさせ、一日の代謝を上げていく意味でも有益なことであることも報告されています。
まとめ
水を飲むことには熱中症の予防だけにとどまらず、代謝を上げて肌をきれいに保つ、むくみをとる、お通じをよくするなど多くのメリットや効用があるようです。
サプリメントを召上る際も、できるだけ多めの水と一緒に摂取するように心がけると良いかもしれません。
水を飲むのをつい忘れてしまう人は、朝起きたらとりあえずグラス一杯の水を飲む、食事の前に飲む、お風呂上りやトイレに行くたびに水を飲む、タイマーをかけるなどの工夫をしてこまめな摂取を心掛けることをおすすめします。
もし、飲料水中の硝酸塩や水銀などの汚染が心配な場合は、ミネラルウォーター以外にも多くの選択が可能になっています。
生活スタイルや環境、用途や好みなどに応じて、選んで飲むことも検討された方が良いかもしれません。
また、酸素を含んだ水を飲むと、酸素の利用可能性が向上し、活力が増し、免疫活動が向上する可能性があることがわかっています。
今後、酸素水の利用がますます注目されるかもしれません。
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参考にした文献:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18787524/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26081039/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24684853/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21997234/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22814088/