小麦グルテンアレルギー反応とパンや麺類等の食べ物のアレルゲンについて
小麦に含まれるグルテンにアレルギー反応を示す人の数は世界的に増えているようです。
アレルギー性でパンや麺類等の食べ物のアレルゲンについての対応や対処はどうすれば良いのでしょうか?
私個人としても小麦グルテンが含まれる食べ物や食事は好きなのですが、昔のように気にせずに子麦類を使用した食べ物や食事を純粋に何も気にせずに食べる機会は、世界中の多くの人にとって減ってきているようです。
小麦グルテンの影響?:
世界中で多くの人が、昔よりも小麦グルテンにアレルギー反応を示すようになっていると報告されています。
いくつもの文献で同様の報告を読み解くうちにハーバード大学の研究論文を発見しました。
その内容では、現代では世界中のどの国で暮らしていても、100%全員がグルテンの影響を受けるとのことでした。
ヨーロッパ小麦の方がアメリカの小麦よりも低FODMAP(低フォドマップ)で、大小の差があるせよ、皆が影響を受けるのは免れないようです。
それは、昔の小麦と現代の小麦の品質の差で、品種改良が進んだことが原因になっているようです。
ただ、品種改良が進んだことで世界で現代でも小麦が高い金額を支払うことなく、食することができるとのことです。
それでは、一体どれくらいの人がパンや麺類をはじめとする小麦グルテンにアレルギー反応を示すのでしょうか?
小麦グルテンに抗体がある人の割合?:
イタリア人ドクターでグルテンアレルギーや腸管漏れでも知られるリーキーガットなどの専門家でもあるトム・オブライアン博士曰く、既に小麦グルテンに不耐性体質となり、アレルギー反応を示す人の割合は10人中7~8人にのぼると報じています。
体内でグルテンを消化が出来なくなる時が来るのには、個人差があるようです。
小麦を含む食べ物や食事をしても耐性がある間は、消化に負担やエネルギーを必要とするだけで済み、大きな問題に発展せずに済むことが考えられます。
では、専門家でもあり、パスタやパン類が主食とも言えるイタリア人の同博士は、食べ物や食事でどのように工夫をしているのでしょうか?
小麦グルテンなどのアレルゲンが気になるもののパスタやパンが食べたい時の対応例:
同博士はイタリア人であることからも、パンやパスタは幼い頃から慣れ親しんだ主食のようなものと考えられます。
例えばパスタ類が食べたくなった時は、小麦粉の代用品として、米粉の麺を使用するようです。
また、ラザニアの場合は、実際に小麦の麺を使用してオーブンで焼き、食べる時にその面部分を抜き取るそうです。
それでも、オリーブオイルやシーズニングがかかっている上、小麦粉の香りは残っているために満足感が得られるとのこです。
パンの場合は、少し対応が違うようです。
まずは、患者さんの画像を思い浮かべ、脳をはじめとする細胞がジワリと死滅することを覚悟し、栄養価が無く白いペーストを固めた食べ物でも食べたいかどうか、お腹周りにぜい肉が付き、炎症が発生してでも食べたいと思う時は、喜んで楽しみながら感謝の気持ちで食べるとのことです。
食べることを我慢することはストレスにもつながるため、落としどころは個人の裁量ということでしょうか。
参照:
自己免疫サミット オートイミューン101
What is wheat sensitivity and gluten intorelance?
トムオブライアン医学博士へのインタビュー
2017年2月14日