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ベリー類ポリフェノールの健康効果と食事摂取

2020年11月27日

ポリフェノールと食事栄養素

ベリー類にはポリフェノールが豊富で、フェノール酸、フラボノール、アントシアニンなどのフェノール化合物が豊富に含まれています。

これらの成分に関連して、ベリーによる健康への影響が多く報告されています。

ベリーが豊富な食事の健康上の利点を調査してみました。

・ベリーポリフェノールとメタボリックシンドローム

ポリフェノールと肥満や脂質異常症、血圧、血糖などに関連する合併症との関連については期待が高まっています。

例えば下記の食品についての研究結果が発表されています。

‐緑茶・・・肥満度指数と胴囲を大幅に減少させ、脂質代謝を改善しました。
‐ココア・・・血圧と血糖値を下げました。
‐大豆イソフラボン、柑橘類、ヘスペリジン、ケルセチン・・・脂質代謝を改善しました。
‐シナモン・・・血糖値を下げました。
‐ベリー・・・抗酸化において内皮機能の改善が指摘されました。

・ベリーポリフェノールと腸の健康

ベリーは、プレバイオティクスのような効果をしめすため、ビフィズス菌ラクトバチルス菌などの増加につながります。

また、ベリーのポリフェノールは腸の炎症の症状を緩和し、結腸癌に対する予防効果があることが実証されています。

・ポリフェノールが豊富な植物種の抗血栓活性

脳卒中や心臓発作などの心血管疾患の本質的な問題は血栓形成です。

血栓形成の防止には、ベリーなどのポリフェノールが豊富な植物種が注目されています。

ポリフェノールが豊富な植物種には、血液をサラサラにし、血栓を予防する効果があることが分かっています。

日本においては、ベリーなどのポリフェノールを意識した食事をとる習慣があまりついていない方も多いのではないかと思います。

ブルーベリーやイチゴなどは購入しやすいかと思いますので、ヨーグルトに加えたりスムージーにしていただくことを習慣にすると良いかもしれません。

また、イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている料理「地中海式食事」はポリフェノールをたくさん摂取できるようです。

‐果物や野菜を豊富に使用する。
‐乳製品や肉よりも魚を多く使う。
‐オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う。
‐食事と一緒に少量の赤ワインを飲む

こういった食事を時々取り入れてみるのもおすすめされていることからも、食事の際に取り入れてみることも良いかもしれません。

 

情報源:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31808762/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31757061/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31639083/

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