婦人科系にも強い「ニーム」(インドセンダン)
インド原産の高木であるインドセンダン(ニーム)は、古くから民間療法「アーユルヴェーダ」の中心的存在として知られています。
最近は日本でも虫除け用や観賞用のハーブとして販売され育てられています。
また、種子に含まれるオイルは「ニーム・オイル」として様々な用途で利用されています。
ニームはもともと、「すべての病気からの解放の提供」という意味で名づけられたそうです。
花、葉、種子、樹皮などの植物のさまざまな部分が、抗菌、幼虫駆除、抗マラリア、抗菌、抗ウイルスなどとして役立てられてきました。
特に、インフルエンザのようなウイルス感染症に効果があるとされてきました。
さらに、ニームはがんに対抗する力があるとされ、自然療法として何世紀にもわたって使用されてきたそうです。
婦人科がんには子宮頸がんが多く見られ、これらは女性の死亡率の主な原因です。
女性の子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)との関わりが大きいものとされています。
ニームはウイルスに強いことから、ニームを用いたハーブ療法も用いられてきたようです。
婦人科系以外のがんにも効果があるとされて来た理由には、ニームの葉、花、果物、種子、ニーム、インドセンダン、ニームオイル、アーユルヴェーダ根、樹皮、油などすべての部分が炎症を修復してくれる薬効があることで知られているのだそうです。
人の体の異常は、基本的には炎症によるものです。
がんなどの病気はもちろん、風邪やアレルギー、頭痛や腹痛、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、歯周病や肌荒れなどもすべて体内の炎症によるものとされています。
こうした炎症は、バランスの良い食事や睡眠で徐々に抑えることが可能です。
特に、乳酸菌やビタミンミネラルなどを含む食事はおすすめです。
ニームなどのハーブは、観賞用として育てるだけでも気分が良いものです。
気になる方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。
引用:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28899496/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30563141/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27019417/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27986088/