万能な果実カシスがブルーベリー以上に近視の進行を抑制する可能性
カシスは、英語名ではブラックカラントと呼ばれ古くから若返りの秘薬、不老不死の薬として大切に摂取されてきたようです。
現在ではお酒やデザートなどで有名ですが、普段摂取する機会はあまり多くはないかもしれません。
カシスの成分にはどのような特色があるのでしょうか。
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アントシアニンによる近視抑制効果
近年では、パソコン、スマートフォン、ゲーム機などの普及も相まってか、子供から大人まで視力の低下が取りざたされています。
また、カシスのポリフェノール アントシアニンにより、コラーゲンやヒアルロン酸の皮膚レベルが増加したという研究結果も報告されています。
このように抗酸化力が非常に高く、健康に有益な効果があるとされているカシスですが、特に視力の分野において、その効果は発揮されているようです。
カシスには、アントシアニンポリフェノールが非常に高い割合で含まれています。その割合は、ブルーベリーの数倍ともいわれています。
研究結果によると、特に子供の近視の進行を抑制するためにはブルーベリーよりもカシスアントシアニンがより有効であることがわかっています。
こうして近視や緑内障の進行を抑制する効果に大変期待が高まっているほか、
眼精疲労にも、摂取してから短時間で効果を発揮する成分としてもカシスは期待されています。
ビタミンミネラルによる元気力
カシスにはビタミンミネラルが豊富に含まれています。
特にビタミンCの含有量は、オレンジの約3倍ともいわれています
またビタミンEも、ほかの果物に比べても大変豊富に含まれています。
マグネシウムや鉄などのミネラル成分もバランスよく豊富に含有されているため、風邪やインフルエンザの予防や、元気力アップにも最適な果実と言えそうです。
ダイエット効果
さらにありがたいことに、食物繊維(リンゴまたはブロッコリー)とブラックカラントを食事に組み合わせることにより、ダイエット効果も期待できるという
研究結果も報告されています。
カシスのブラックカラントエキスが腸内細菌のバランス調整をし、体重増加を効果的に調整するそうです。
このような万能な果実であるカシスですが、あまりスーパーなどでは見かける機会がないかもしれません。
ですが、探してみると主に冷凍で売られているようです。
カシスは、お酒やゼリー、ジャムやソースとして楽しむこともできますので、健康効果を期待しながら作ってみるのも楽しいかもしれません。
カシスの購入が難しい場合は、サプリメントでの摂取も検討してみるのも良いかもしれませんね。
参考にした文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29659549
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29388158
http://j-cassis.jp/