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気分の落ち込みや怒りっぽくなるメンタルヘルスは腸内菌や微生物に原因?

2019年11月01日

脂質

気分の落ち込みや感情的に怒りっぽくなったりするメンタルヘルスの乱れは誰にでもあります。

原因は私たちの腸内に生息する菌や微生物、ウィルスや寄生虫にもあるかもしれません。

 

腸内細菌とうつや感情のメンタルヘルス関係性:

私たちの腸内細菌の状態次第でうつ病や感情的になったりするメンタルヘルスの乱れの可能性があることが報告されています。
信頼性が高いと言えるネーチャー誌にも同様の報告が今年に掲載されています。
1,000名を超える2つの団体の腸内調査報告では共に、うつ病を患っているとコプロコッカスとジアリスタ属の値が低いと報告しています。
つまり、腸内細菌の状態はメンタルヘルスに影響を与えたり、原因にもなり得るということかと思います。

 

あなたの身体の半分以上はマイクロバイオーム?:

近年になって、私たちの身体の半分以上にあたる57%もの細胞数が、マイクロバイオームでできていることが研究者によって報告されました。
マイクロバイオームは菌の集まりを意味する言葉で、つまりは、私たちの身体の身体の半分以上は菌という理解ができます。
実際のところは、菌類、微生物であるバクテリア、ウィルス、寄生虫類などで身体が構成されていると聞くと、どうお感じになりますか?
そしてそれらの多くは腸内で生息していることでも知られます。

 

多くの病気の原因もマイクロバイオームの乱れ?:

実際に今年や近年の他の研究報告を観ても、マイクロバイオームの乱れによって、アレルギー、肌荒れ、慢性的な肥満、自己免疫疾患、不安症にうつ病、統合失調症、糖尿病、がん、認知症などの病気や症状の原因とも考えられる報告が相次いでいます。
特に認知症やがんの原因にもなっているということになると、気になるのではないでしょうか?
認知症の場合は、とりわけ腸内菌のエンテロタイプ1というバクテロイデスの値が低く、エンテロタイプ3の値が高いことが原因にもなっていることが報告されました。
ただし、それらはあくまでもマイクロバイオームの乱れが原因とされているだけであって、マイクロバイオーム自体がイコール悪者という意味ではありません。

私たちの身体の57%もがウィルスや寄生虫、バクテリアや菌類のおかげで生活させていただいていると考えると、ウィルスや寄生虫が悪者というイメージではなくなりますね!?

むしろ、何でもかんでも殺菌したり、除菌したりすることは、腸内環境の乱れにもつながるとも考えられます。

また、土をはじめとする自然界と接する機会が増えることで、多様な腸内環境につながるともいえます。

参照元:

腸内微生物とメンタルヘルスとの関係が判明
Nature Microbiology
2019年2月5日
https://www.natureasia.com/ja-jp/

The Gut(腸) Solution(解決).ドキュメント 英文
The Gut Solution.
Gut microbiome directly linked to all chronic disease

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