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うつ症状、ストレス、認知症予防に運動とBDNF脳由来神経栄養因子

2019年10月18日

脳と腸の健康

 

認知症やうつ症状、ストレス増加の予防におすすめの運動。関連性のカギはBDNFと呼ばれる脳由来神経栄養因子というたんぱく質の一種にあることがわかってきました。

 

BDNF(脳由来神経栄養因子)とは?:

BDNFはBrain Derived Neurotrophic Factorの略で、日本語では、脳由来神経栄養因子と訳されています。

液性のたんぱく質で、脳内でつくられる成長因子です。

脳内の神経細胞の成長促進や維持をする働きが確認されています。

神経細胞というと難しい感じですが、要は脳の中で認知や記憶機能で代表される海馬に多く含まれる栄養素といえます。

BDNFが少ないと、記憶力や認知機能の働きが鈍く、認知症予防にも大きく関係するといえます。

また現代のストレス社会ではBDNFが減りやすく、BDNFが減っている状態では、ストレスを受けやすい状態にあるようです。

 

現代社会はBDNFが減るストレスでうつ症状や認知症?:

現代の社会や生活では、便利でスマホが欠かせない状況になっています。

以前であれば調べものをするにも大変だったことも、今ではスマホで何でも調べることもでき、便利になった分、一人で過ごすに事足らない状況になりやすいといえます。

孤立しやすい状況やストレスが多くなることは、脳由来神経栄養因子のBDNFも減りやすく、疲れとも関係が大きい副腎機能も変化しやすくなります。

逆に言うと、BDNFが増えている状態では、認知症やストレスも感じにくい予防になりやすいことが報告されています。

 

歩いたり軽く運動するだけでもBDNFは増える:

認知症になりやすい環境になっているのは、部屋で動かず座っている時間が長くなったことも影響しているようです。

外で動いていると、日光浴もあってビタミンDが体内で生成されやすい状況ですが、部屋の中ではそうもいきません。

動いているとリズムも取りやすく、それがストレスや認知症、うつ病などの予防にもつながることが報告されています。

そのために、もう少し以前のように身体を動かすことがおすすめされています。

そうするだけでも脳由来神経栄養因子のBDNFは増えてくれることも報告されており、結果的に抗ストレスや抗うつ、認知症などの予防にもつながります。

 

運動の他の利点とBDNF:

身体を動かすことは、何もスポーツをすることとは限らず、犬の散歩をしたり、掃除をしたり、ヨガをしたり、エレベーターの代わりに階段を使うことでもBDNFが増えやすい状況を作れるようです。

運動をしたり身体を動かすことは、体内リズムも良くなることからも、睡眠の質も上がりやすく、感情も安定しやすく、抗うつ症状やストレス軽減、血流改善や認知機能向上につながるそうです。

また、脳内の炎症を減らすことにもつながることも報告されています。

専門家によると、一週間に150分は少なくとも身体を動かすことがおすすめされています。

また、何よりも掃除や散歩でも良いので、身体を動かす時間をもっと生活の中に取り入れることは、抗鬱、抗ストレス、抗炎症、抗認知症の健康な生活につながることからも、優先することがおすすめされています。

参照元:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26519901
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28593903
アルツハイマー型認知症の予防の科学(英:Alzheimer’s The Science of Prebention)エピソード9
アクセス日:2019年10月18日

 

情報ページ:ビタミンDとは?

ライオンのたてがみ(ヤマブシタケ)とは?

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