パウダルコ(紫イペ)に含まれるラパコールの健康効果
紫色の花を咲かせるパウダルコの木の皮に含まれる成分、ラパコールにはどのような健康効果があるのでしょうか?
パウダルコとは、南米の熱帯雨林に多く見られる花木です。
大きなものでは高さ20~30Mにもなるこの花木は、ブラジルの国花としても知られています。
パウダルコの中で、赤紫色のきれいな花を咲かせるものだけが「紫イペ」と呼ばれています。
この紫色の色素には「ラパコール」という成分が含まれていて、「神からの恵みの木」とも呼ばれていたそうです。
その呼び名の通りラパコールには、驚くほどの健康効果が見込まれるそうです。
南米の先住民たちは、ラパコールを含むパウダルコの木の皮を煎じて、「ラパチョ」として薬用に使っていたそうです
。
ラパチョは、古くからマラリア、頭痛や腹痛などの鎮痛、解熱、風邪抗酸化、抗菌、殺菌、など様々に利用されていたようです。
そして現在においても、パウダルコの効能には大変期待が集まっています。
欧米では健康ハーブとして、鎮痛剤、抗酸化、駆虫薬、抗細菌、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症、関節炎などに、広く用いられているそうです。
また、パウダルコのラパコールは、消化管に吸着している毒性物質を排除するとも言われ、デトックスの分野でも注目されています。
パウダルコはさらに、がんなどの大病にも効果があると一部で信じられています。
確かにパウダルコの持つ効能とされているものを見ると、悪性の細胞の一部を攻撃することにも期待できそうな気がします。
パウダルコは薬ではなく、ハーブの一種ですので、もちろんこの効果は定かではありません。
ですが、信じたくなる力を秘めているハーブという認識においては、間違いないのかもしれません。
パウダルコの健康効果も気になりますが、健康のために最も大切にすべきは毎日の食事や生活習慣です。
新鮮で混じりけのない、栄養のある食品をまんべんなく食べる、ストレスをためずによく眠る、水分をしっかりとる
などの基本的なことから見直すことが健康への第一歩であることを忘れないようにしましょう。
参考にした文献
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%B3
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24646717
情報ページ:パウダルコとは?