マグネシウム不足や欠乏の症状例とおすすめ食べ物例
マグネシウム不足又は欠乏になりやすいといわれる現代生活。
マグネシウムが不足したり欠乏した場合、身体が発する症状例の報告と共に、食事に含まれるおすすめの食べ物例も紹介されています。
マグネシウムの働き:
ミネラルの中でもマグネシウムとカルシウムは2大ミネラル栄養素ともいわれます。
それほど体内での働きも大きいとことがうかがえます。
マグネシウムは必須ミネラルで、体内の300もの酵素の働きを助けたり左右する補酵素で知られます。
わかりやすい表現ですと、細胞をつくったり、修復、エネルギーを生産、たんぱく質の合成、近年増加中の化学物質から身を守るなどにもマグネシウムは使われます。
そのために病気の大きな原因として考えられている突然変異の予防の働きにも大きく関与しているといえます。
マグネシウム不足は欠乏がわかりにくい?:
とはいえ、一般的にはマグネシウム不足や欠乏はあまり言われませんし、話題にもなりにくい原因はどこにあるのでしょうか?
1つはマグネシウムが慢性的に不足や欠乏していたとしても、検査では血液のマグネシウムレベルが正常範囲や基準範囲になっていることが多いことは、不足の認識までなかなかたどりつかない点かもしれません。
話題になることが多い症状や病気との関連性?:
それでも、専門家がマグネシウム不足や欠乏が過小評価されていたり、大切さを伝えたいの理由があります。
特に近年話題になることが多い症状や病気の多くは、マグネシウムの不足や欠乏との関連性も少なくないとされているからかもしれません。
マグネシウムが重要な働きをし、関連性も大きいといわれる症状や病気の例は下記が挙げられています。
・疲れ、
・夜に身体がけいれんする、
・筋肉が硬く可動域が狭くなったり、痛くなったり、
・朝起きた時に身体が動きにくい、
・心臓の働きの低下、
・2型糖尿(グルコースやインスリン代謝)、
・片頭痛、
・甲状腺機能の低下、
・感情の落ち込みから認知症、脳卒中など脳血管、
・注意欠陥多動障害、
など。
マグネシウム不足や欠乏におすすめの食べ物例:
では、どうすれば予防、健康維持や増進につながるのでしょうか?
ライフスタイルは置いておいて、ここでは報告されているおすすめの食べ物例をご紹介します。
・緑色の葉物野菜(クロロフィルを含む食べ物)、
・未精製の食べ物(白色より茶色で精製していない食べ物類)、
・ナッツ類、
・種子類、
・硬水、
など。
ただし、いくら良い食べ物や食事をしていても、下痢症状や消化不良などの症状では、食べ物が消化吸収されないために留意が必要です。
また、アレルギー反応をはじめとする炎症の症状では、なかなか食べたものに血液を回すことがしにくいことも考えられます。
参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29036357
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26404370
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23674807
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19629403
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28241991
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24325082
Subclinical Magnesium Deficiencies Symptoms(英語)エリック・バーグ医学博士の講義