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グルテンが原因の症状とグルテンフリーダイエットの結果?

2019年07月01日

グルテンと腸管漏れリーキーガット

近年パンや麺類をはじめとする小麦等に含まれるグルテンたんぱく質が何かと原因と言われます。

グルテンが原因といわれる症状とグルテンフリーダイエットについての関連性の報告から健康のヒントを考えます。

 

グルテンフリーダイエット:

麦類などに含まれるたんぱく質であるグルテンはグルーという英語で、何かを貼る接着剤のような「のり」が語源なのだそうです。

グルテンの粘りがモチモチ感を演出し、美味しさを高めてくれる分、胃腸内をはじめとする体内でくっつくことが、炎症の原因になっていたり、腸内の膜が緩む原因にもなっていると報じられています。

 

実際に小麦アレルギーの症状がある場合はグルテンに反応、乳製品にアレルギー反応を示すとカゼインに反応するということですが、共にたんぱく質です。

そのような説明もあって、グルテンを含む食べ物や食事をしないグルテンフリーダイエットは近年人気でブームから定着になっているとも言えそうです。

アメリカでは、次の1年以内の間で1億人もの人がグルテンフリーの食品や食べ物を消費するとの統計が発表されています。

グルテンが原因にもなっている症状例?:

実際にグルテンも原因になっていると報じられている症状や病気は沢山挙げられています。

 

それらの中には、下記が例として考えらえます。

食べ物が胃から下に行っていない感じ、お腹に張り、ゲップ、ガス、下痢、便秘、腹痛、片頭痛、かゆみ、湿疹、喘息、乾癬、アトピー性皮膚炎、関節痛、筋肉の硬直、筋肉痛、体重が増えたり減りにくい、統合失調症、セリアック病、自閉症、リウマチ、アレルギー潰瘍性大腸炎、クローン病、消化不良、過敏症、炎症性腸疾患(IBD)、過敏性腸症候群(IBS)・・・
などなど。

原因が本当かどうか?:

ただし、確かに近年は医師や医療従事者をはじめとする専門家にもそうした考えを持つ人口が増える一方で、否定的な考えを示す専門家もいます。

例えば、イギリスで行われた調査報告では、2012年と2015年に有病率、現在の食事、既存の状態などに関する質問に対する回答の統計を比較した調査が報告されています。
その内容には、グルテン過敏として答えた人は、250%も増加したそうです。
特に、グルテンの消化吸収がなかなかできないグルテン不耐性や過敏症、グルテンアレルギー反応、不安な気持ちが増えた、うつ病と診断された、慢性疲労、頭痛などの症状や病気が含まれていました。

 

そして確かにグルテンフリーダイエットの恩恵も報告されているものの、グルテンフリーダイエットが正しい食事療法としての利点があるかどうかについては、確認ができなかったとの結論が出たそうです。

 

また、他の報告の中にも、本当にグルテンが原因になってるかが十分な証拠にならない、あるいは自己申告によるグルテンの感受性の思い込み、指導者からの言葉の信じ込みなども考えられることからも、更なる大規模かつ決定的な結論を期待する声もあるようです。

 

私の個人的な体験では、十分以上に良い結果が導かれました。

現在も実際にグルテンフリーダイエット中ですが、挫折の経験もあります。

食べることが大好きなため、ストレスにもなりますが、結果が伴っているので、今回もしばらく続けて様子を観るつもりです。

気になる方は、是非3週間継続し、体重やウエストなど色々と測定してみることがおすすめです。

 

参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25583468
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31244841
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31102129
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31195638
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28117706
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25719528
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23688532
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31061655

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