アレルギーから自己免疫疾患にメタボや肥満から痛みまで
アレルギー反応や食べ物の不耐性が長らく続く場合は留意することがおすすめです。
自己免疫疾患への入り口で、特にメタボや肥満、痛みなどがアレルギー反応と伴っている場合、報告されたことから予防のヒントを考えます。
日ごろの体調観察でアレルギー反応のヒント?:
アレルギー反応があるかどうかはなかなか自分ではわからないことが多いようです。
病院でアレルギー反応検査をすることは助けになるかと思いますが、その後に何をするかが大切といえます。
日ごろの生活の中で下記のような症状が発生しているような場合は、留意することがおすすめされそうです。
・花粉症の季節は、鼻水や目のかゆみ、続くくしゃみなどの反応が出る、
・一定の食べ物や飲み物を摂取した72時間以内くらいの間に、肌にかゆみや赤み、湿疹、口内炎、胃もたれ、ゲップ、ガス、軟便、便秘などの症状が出やすい、
・雨が降る少し前に頭痛や偏頭痛が起こりやすい、
・朝からだるく感じる日が続く、
・何かの症状を感じるものの、症状が消えない、
・カラダの不調から痛みが続く、
など。
文献を読んでいるうちに、メタボや肥満、痛みがアレルギー反応の先にあるともいわれる身体を守るために免疫を守ろうとして攻撃する自己免疫疾患とも関りがあるような内容の報告を発見しましたので、下記にご紹介します。
メタボや肥満と自己免疫:
少々体脂肪が多いからといって何か気になることにつながると言えるのでしょうか?
文献によると、メタボや肥満といったいわゆる脂肪が多い場合には、体内で炎症が発生しやすい環境がつくられやすいということのようです。
アレルギー反応が続いて自己免疫疾患のような状態になっている場合には、体内構造に対する免疫反応の原因にもなりやすいことが報告されています。
日ごろの食べ物や飲み物だけでなく、肥満細胞は遺伝的な原因や、環境要因との関与も報告されています。
メタボや肥満の多脂肪の状態では、身体を守るための防御的な働きとして免疫に介入すると報じられていますが、何らかの症状の引金や発症につながる可能性も指摘されていることからも、太り過ぎは他の点からしても留意が必要といえるかもしれません。
アレルギー反応や自己免疫疾患と痛み:
自分で気づくかどうかは別として、食べ物や飲み物を摂取した後に発生する何らかの不耐性、アレルギー反応や自己免疫疾患は痛みの発症の原因、または関連していることが多いと報告されています。
単なるアレルギー反応を通り越して、自己免疫疾患の症状とも関連するあるいは原因ともなっていると考えられているプロセルの症状が報告されています。
・関節の痛みや炎症、こわばりや硬さ、
・筋肉の痛みや炎症、こわばりや硬さ、
・皮膚に出る症状サインとして、手首だけが赤くなる、首から方にかけてのかゆみ、おたふくのような湿疹、指先や付け根の赤み、泥のような色み、
など。
不調から遠ざかる予防のヒントに:
上記のような症状からアレルギー反応、食べ物や飲み物の不耐性に至るまでの原因はさまざまなことが考えられていますが、特に目立つ内容は下記のようなことが挙げられそうです。
・高いストレスレベルや長く続くストレスと痛みや、アレルギー反応と自己免疫疾との関連性は大きいと考えられている、
・腸内環境を見直すことが不調から遠ざかったり、予防にもつながる、
・食べ物や飲み物、食事での原因を考える場合、まずは3週間程度は乳製品、小麦類、糖類を大幅に見直してみる、
歩いたり、瞑想やヨガ、エアロビなどの動き:
疲れや痛みを伴う自己免疫疾と動きについての調査報告を読むと、おこなわれた調査では、歩いたり、瞑想やヨガ、エアロビなどの動きを生活の中に取り入れることでの相対的な大きな有意差は認められなかったようです。
ただし、感情や精神的に良く、疲れや痛みが取れやすい状態になったと結論付けされていました。
特に後半で紹介したことは、日ごろの食事や生活習慣に大きく関わることです。
アレルギー反応や自己免疫疾などを遠ざけることのヒントになれば良いですね。
参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30067942
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27448322
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27974851
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28321459
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26305046
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26223004
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