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花粉症対策におすすめの食べ物と生活習慣:後半

2019年04月05日

身体の健康

花粉の時期が終わりを迎える時期でも、まだしんどかったり、来年こそは快適な時期にしたいと思いたいものです。

対策におすすめの食べ物や食事、生活習慣のヒントがあります。

先日は、食べ物や食事に含まれるアレルゲンや脂質、飲み物や生活習慣でも入浴のヒントをご紹介しました。

今回は前回の続きですが、その中でも生活習慣に重点をおいた対策のご紹介です。

花粉症の症状が始まったり、悪化する時の多くは、体調あるいは免疫力が落ちてきている時でもあります。

体温が1度下がることは、免疫力が30%程度落ちることにつながっているということは前回お伝えしたとおりです。

免疫力が落ちる他の原因について報告されている例は下記のとおりです。

・睡眠時間が短い、又は睡眠の質が良くない時。
私たち日本人には特に言えることかもしれませんが、睡眠時間が十分に確保できていなかったり、睡眠の質が思わしくない場合には、免疫力が落ちやすい状態となることが報告されています。

以前ご紹介した経済大国の平均睡眠時間報告で、日本が断トツで最も短かった経緯があります。

欧米と比較した場合には少なくとも平均で30分、長い国では1時間30分程度の差がありました。

ちなみに、現在アメリカでアレルギーなどの炎症を改善するためにおすすめされる睡眠時間は最低7時間、できれば8時間ともいわれます。

体調が悪い場合に睡眠をしっかりと確保することは、風邪を引いた時などはわかりますが、日ごろから体調の修復は睡眠時間帯におこなわれると報告されていることからも、必要な時にはしっかりと確保することがおすすめといえます。
・代謝が落ちている状態を長く続けない
免疫力が落ちている時の多くは、代謝も落ちているのだそうです。

日ごろから身体を動かさずに、代謝が落ちた状態では、免疫力が上がりにくい状態にあることも想像できます。

そのために、免疫力や代謝を落とさないように日頃から、特に足の筋力を落とさないようにすることがおすすめです。

身体の中でも足のふとももの部分が最も筋力が必要かつ大切な部位ともいわれます。
・体内でのビタミンDの値を確保する。
私たちの身体のつくりは昔とさほど変化していないことが報告されています。

その割には、私たちは屋内で座って過ごす時間が長くなり、身体を動かさない時間も同様に長くなっています。

太陽の光を浴びることは、体内でのビタミンDの生成につながりますが、私を含む多くの人がビタミンDの数値は十分とはいえそうにありません。

なぜビタミンDや日光浴の話しをするかというと、花粉症やアレルギー、あるいは体内の他の炎症の時、免疫力が落ちやすい時でも、発生したり悪化する時の多くは、ビタミンDの値が低い状態にあることも報告されています。

ビタミンDは日光浴以外に、魚(あまり私たちが食べる種類の魚とは違う種類に多い)などにも含まれるものの、一般的な食べ物や食事ではなかなか補えないことも同時に報告されています。

とはいえ、花粉症の症状が出ている場合は、日光浴を浴びるのに外出するのは嫌かと思いますので、その前の時期から十分に日光浴をしておくことがおすすめです。
・鼻をかみすぎない。
花粉対策の大切な1つに鼻の中を守るということがあります。

花粉の時期は鼻がズルズルすることが原因で、ついつい鼻をかみすぎてしまいそうですが、鼻の中はフィルターの役割やバリアの働きも担っています。

そのことからも、朝一番と夜のお風呂の時間など、鼻をかむタイミングをある程度決めておくことで、鼻のフィルターやバリアを活かすこともおすすめです。

 

参考にした情報源:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6315993/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29489753
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=vitamin+d
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30456564

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