疲れやすい慢性疲労症候群の特徴と改善しにくい原因例
疲れやすかったり、いつも疲れているような症状のいわゆる慢性疲労症候群の人の数は日本でも増えているようです。
慢性疲労に挙げられる特徴や原因と共に改善しにくいとされる理由も報告されています。
慢性疲労症候群や副腎疲労?:
疲れる状態や症状が続く場合に、慢性疲労症候群と診断されることもあるようです。
多くの人にとっては、今までにそのような言葉を聞いた経験は無いかもしれません。
それでも、1910年代には既に慢性疲労や副腎疲労という症状についての記載が確認され、欧米で近年人気となった著書の中にはそれらのことを詳しく記載されているものも少なくありません。
代表例として、Adrenal Fatigueという2001年に出版されたその書籍は、売上が50万部を超える人気となり、慢性疲労や副腎疲労と診断される人の数も増え、比例して、その書籍の売り上げ数も同時に増え続けているようです。
その書籍の中にも記載がありますが、副腎疲労症候群と診断された場合には、改善していくまでに6カ月から長い場合には2年以上を要することも少なくないようです。
それ以上に言えることは、その症状あるいは病名にたどりつくまでにアメリカでは平均しても6病院にかかり、ようやく診断されるということが一般的のようで、多くの場合には100万円以上の費用がかかってようやくたどり着くようなことも多いようです。
では、慢性疲労症候群や副腎疲労の特徴や症状例として、どのような状態の場合が多いのでしょうか?
慢性疲労や副腎疲労の症状例が当てはまりやすい?:
・夜に沢山の睡眠をとったにも関わらず、起きるのがしんどかったり、朝から疲れている、
・夜遅く寝ても寝付けなかったり、疲れているのに眠れない、
・夜間に何度も起きることが少なくない、
・朝起きてから、あくびが多かったり、やる気が起こらない日々が続く、
・日中はやる気が出ずにしんどいのに、午後6時頃を過ぎてから元気になる、
・朝から甘い食べ物や食事が欲しくなる、
・スタミナが無い状態が続いている、
・女性では、甲状腺機能が思わしくない、
など。
また、慢性疲労症候群や副腎疲労の特徴とは別に、症状が改善しにくい場合に考えやすい原因例として下記のようなことも挙げられています:
・アレルギー反応が出やすい食べ物や食事が多い(特に日本では小麦粉や乳製品を使用する食べ物や食事に多い)、
・しんどくても、食べ物や食事は変更せずに今までと同じ、
・間食やファーストフードを食べる機会が少なくない、
・ジュースやお酒を飲む機会が少なくない、
・ストレスが大きいか、続いている状態が長い、
・暮らしそのものが楽しくない、
・幸せや感謝の気持ちが出にくく、文句を言いたくなる機会が多い、
・口内環境が思わしくない、
・どこかに痛みがある状態が続いている、
・低体温や乾燥肌の状態が続いている、
など。
気になる場合には、食べ物や食事、生活習慣などを改めてみたり、専門家に診て頂くこともおすすめといえます。
参考にした情報:
Adrenal(アドレナル:副腎) Reset Diet アメリカ開催イベント
ジェームス・ウィルソン博士へのインタビューより
2016年11月15日