ビタミンのサプリメントに含まれる中国産栄養素
中国製というとさまざまなモノについて想像するかと思いますが、ビタミンなどのサプリメントにも中国製の栄養素は使用されることが少なくありません。
大きなニュースとなった中国製ビタミン成分:
ビタミンCの原材料の90%以上は、中国から輸入されていることが報道されたアメリカ。
シアトルタイムズからの報告ですが、そのニュースが大きな話題になった経緯があります。
サプリメント大国というだけに、現在でも毎年3パーセントの成長をビタミンと栄養サプリメントの市場は継続的に遂げているとされています。
ここで考えておきたいのは、ビタミンCの成分を含むのはビタミンCやビタミンミネラルのサプリメントだけではなく、スポーツや健康、医療、栄養に限った他の食べ物や飲み物にもとどまらず、いろんな一般的な食べ物や飲み物、ペットフードなどにもビタミンCの栄養素は含まれているということです。
それと同時に多くの場合は、どの成分がどこから来ているのかがわからずにいることや、どの程度含まれているのかさえもわからないことではないでしょうか?
その原因の1つは、規制が曖昧な部分もあるかもしれませんし、健康食品やサプリメントであれば食品に分類され、品質検査についても、自主的に行わない限りは、規制の対象にもならないことが多いということです。
何かの問題が発生した場合に大きな訴訟問題になることが少なくないアメリカでさえ、輸入されたビタミンや他の栄養素、サプリメントのうち、検査を受けるのは2%程度とのことです。
アメリカで問題になった原因というか背景の1つには、水銀や重金属をはじめとする生活環境汚染があります。
ビタミン類の輸出量が中国の中でも一番多いことで報告されている浙江省は、中国の中でも重度の排気ガスや重金属をはじめとする汚染物質のレベルが高いことでも知られていることからも、日本ではニュースにならな問題ではありますが、アメリカ国内では懸念をしている専門家も少なくありません。
日本でも、ビタミンなどの栄養素や健康食品、サプリメント、さまざまな食べ物や飲み物の食品に含まれる成分の多くは中国で生産されているものも少なくないといえます。
とはいえ、中国製だけが悪者になる必要もありません。
高品質のサプリメントにも中国の原料に頼る成分もあるでしょうし、品質検査を通っていたり、安全性が確認されているのであれば、大きな問題にもならないはずです。
また、日本では大きなニュースにはなっていませんが、海外では、日本近海の魚介類をはじめとする食べ物にも注意を促す専門家がいるのも確かです。
スーパーで食べ物や飲み物を選ぶ時に産地を注意している人もいらっしゃるでしょうし、ただ好みの問題という場合も少なくないかもしれません。
何の目的でビタミン類を摂取するのか:
そこでおすすめしたいのが、どのような目的でビタミン類を摂取するのかということです。
何となく気が楽になるような気持ちの問題が先行するのであれば、その目的に重点を置く必要はないのかもしれません。
価格が一番の優先順位にある場合においても、同じようなことが言えるのかもしれません。
このようなことをお伝えするのは、とても気が引けることですし、知らない方が良いことなのかもしれません。
それでも、知っておいた上で何をどのような目的や優先順位で選択するのかを決めるのも悪くないように思いませんか?
情報源:
The Epoch Times
theepochtimes.com/n3/361599
Most Vitamin s are from China
It’s a bigger problem than you realize.
Michelle Yu氏によって書かれた記事
オリジナルコンテンツ2014年2月6日
アップデートされた日:2016年2月8日
アクセスした日:2016年2月25日