自己免疫疾患は食べ物や食事で予防改善におすすめな方法?
自己免疫疾患は食べ物や食事、食生活と深いつながりがあることが報告されています。
食べ物や食事で自己免疫疾患を予防したり、改善するためにおすすめされている方法とは?
自己免疫疾患に対しての対応:
本来体内に何か異物が入った場合には、私たちの身体はそれらの異物が入らないようにしたり、排出しようとしたり、それができない場合はサインや警告などの反応を出して知らせてくれているといわれます。
それが自己免疫疾患と診断されると、本当は身体にも良かったり、必要だったりする物質にまで反応しはじめることが報告され、その反応や対応は個々によって異なるために、多くの専門家も大変な思いをしていることが観えてきます。
今回の記事の情報源は、自己免疫疾患が多いことでも知られているアメリカでできる限り自然療法や食べ物や食事を通して予防や改善に努め、良い結果を出されていることでも知られているマイケル・マーレー自然療法医が実践されていることをご紹介しています。
自己免疫疾患の場合は、食物過敏症をはじめとするアレルギー反応だけにとどまらず、LGS(リーキーガット症候群と呼ばれるいわゆる腸管漏れ)、ルーパス、MS(多発性硬化症)、一型糖尿病などの症状や病気を相互的な症状をしている場合も少なくないと同博士は言われます。
自己免疫疾患と診断される人の共通点?:
上記のように食物過敏や他のアレルギー反応、腸漏れのLGSなどのアレルギーとよばれる症状などに加えて、症状の共通点が観られることもあるようです。
その中に報告されていたのは、体内でのビタミンDレベルの低下に加えて、脂質不足や欠乏状態や症状、乳成分由来の食べ物や食事、飲み物で消化不良がきっかけとなって症状を引き起こす引き金になることも少なく無かったり、腸内など何かの感染にあいやすかったり、性別の共通点としては女性の方が多く妊娠や出産をきっかけに症状が出たり引いたりすることなども報告されていました。
食べ物や食事、飲み物などの食習慣での予防改善時の留意:
マーレー博士のクリニックを訪れる自己免疫疾患の患者さんの方々に留意しているのは、食べ物や食事飲み物をはじめとする食習慣の改善にまずは焦点を当てられているようです。
特に優先しておこなわれているのは、食品アレルギー反応が出る食べ物や飲み物の一時的な除去の処置だということでした。
というのも、いくら良いことを施したとしても、その人にアレルギー反応が出る食べ物や飲み物を入れ続けることは、火に油を注ぐようなものだったり、ザルで水をすくうような結果となってしまうからとのことでした。
特にグルテンたんぱく質のようなアレルギー反応が出ている場合には、一回グルテンを豊富に含む食べ物が体内に入ると消化や吸収、排出までに随分と日数がかかってしまうために、なかなか良い改善につながらないのだそうです。
そのためにも、アレルギー反応が出る食べ物や飲み物には細心の注意をはらいながら、食事で摂取しないように指導されているとのことでした。
またたんぱく質に消化不良を示しやすい人が多い為に、特に40代以上の患者さんには消化不良の症状が出ていないかどうかの確認なども大切なおすすめ方法として伝えています。
消化不良の症状が出る場合、時に胃酸をコントロールする薬を処方されていることも少なくないことからも、それらの有無も確認するとのことです。
上記のような点は腸管漏れの症状であるLSGの場合も有ったり、同時にカビやホコリ、家の内外における化学物質や農薬などにアレルギー反応が出る場合も少なくないようですので、場合によってはそれらの制限方法もおすすめするとのことでした。
食べ物と飲み物、それらを組みわせた食事で消化が改善されているかどうか、正しく排出されているかどうか、食品反応が減っているかどうか、免疫は下がりにくくなっているかどうかなどポイントがいくつも存在しているようです。
食べ物や食事に含まれる栄養素と補完:
食べ物や飲み物をはじめとする食事で制限したり、しばらくの期間中は除去したりすることと同時に多めに摂取したい食べ物や飲み物に含まれる栄養素も存在しています。
マーレー博士がおすすめする方法の中には、ビタミンDの栄養素をしっかり補完することということです。
ビタミンDの栄養素はタラなどの一部の魚に含まれますが、近年では特に不足しがちなことからも、同博士はビタミンDの栄養素についてはサプリメントでの補完もされているとのことで、しばらくは一日5,000IUを摂取する方法をとられていますが、個々によっても違ったり、合うかどうか、過剰摂取になっていないかなどのモニタリングも必要なために、この点は勝手に判断せずにかかりつけ医の先生に相談されてすすめるようにしてください。
ビタミンDの栄養素以外では、魚に豊富に含有されているいわゆるフィッシュオイルで、特にEPAとDHAを長期間服用する方法をおすすめされていました。
EPAとDHAの両方で毎日3gといわれていましたので、多めの摂取量のように思いますが、2g程度であれば、大体の人に軟便などの問題もないのではないかといわれていました。
その他の食べ物に含まれる栄養素では、特に色付きの自然食品やセレン、低GI値のジュースや抗炎症作用のある食べ物や飲み物で中でもポリフェノール含有食品、抗炎症ではクルクミンやベルベリンなどといった栄養素を含む食べ物や食事方法をおすすめされています。
自己免疫疾患と食べ物や食事には、深い関連性が確認されているとのことで、予防が一番なので、日ごろの食事を大切にしてくださいというメッセージが最後にありました。
情報源:
オート・イミューン(自己免疫疾患)レボリューション(改革) 原文英語
2018年11月9日開催
Connection between Diet and Auto immune Disease
マイケル・マーレー自然療法医学博士に対してのインタビューより
情報ページ:ビタミンDとは?