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甲状腺障害と乳がんの予防は食べ物や食事と関連性も?

2018年09月26日

ラクトバチルス菌プロバイオティクス

甲状腺に障害を持つ人と乳がんと診断される人の数は共に増えています。

甲状腺と乳がんをはじめとするホルモンの関連性とその予防には、食べ物や食事も含まれるのか、また有効な手立てはあるのでしょうか?

 

食べ物や食事と女性の健康:

動物性たんぱく質や乳製品をはじめとする西洋的な食べ物や食事にはホルモンバランスにも関係する成分が和食と比較した場合には多いようです。
また、その食べ物や食事も原因にもなっているとも考えられる女性の初潮の年齢は若くなってきていることも報告されています。

甲状腺の障害も乳がんについても女性に多い症状や疾患であることと、共にそれらはホルモンとも関連性があるといえます。

 

日本と西洋との差:

特に乳がんについては、50年前の日本においては50人に1人の女性がなっていた計算ですが、現在では約14人に1人の割合で女性が乳がんを患う計算になっています。

年間では6万人の女性が乳がんと診断されていることを考えた場合、欧米よりは低い確率とはいえ、右肩上がりになってきているので、対策が欲しいものです。
一方でアメリカでは、甲状腺障害は何百万人もの女性に影響を与え、乳がんではアメリカ国内でがんと診断される可能性はとても高い状態で留まっています。

また、甲状腺ホルモンが高い場合においては乳がんを促進する可能性も考えられ、新しい調査ではそのようにも報告されてきているようです。

 

甲状腺の働きとホルモン:

甲状腺ときくだけではピンと来ない人も多いのではないでしょうか。

甲状腺は喉ぼとけのあたりにあり、蝶のような形をしています。

甲状腺ホルモンをつくって、体内において大切な働きをこなすと同時に、ダイエットに関わるような体重、代謝、体温をはじめとする多くの働きに影響を与えていることでも知られます。

そこで、甲状腺が活発に働き過ぎることによってホルモンが多く作られ過ぎたりすることも考えられ、その関係で髪の毛が細くなったり、変な汗が出たり、気分が落ち込みやすくなったり、体重コントロールが難しくなるためにダイエットが上手くいきにくくなったりすることなどが報告されています。

 

また、甲状腺の働きが鈍くなることによってホルモンがあまり作られてなくなったりすることもしかりです。

甲状腺の働きが弱くなることで、体重が増加しやすくなったり、疲れや疲労感がでやすくなったり、髪の毛が乾燥しやすくなったり、便秘になりやすくなったりという症状も報告されているところで、それだけホルモンの働きによって体調が左右されるということになります。

 

ヨーロッパの新しい調査から:

デンマークで行われた甲状腺障害を患っている女性を対象とした最新の大規模調査では、甲状腺障害と乳がんの関連性について報告がありました。

 

行われた調査では、甲状腺の働きが弱いと診断された60,000人の女性に加えて、甲状腺の働きが活発過ぎと診断された80,000人の女性に対して5~8年の期間を追って調査した結果、過活発な甲状腺の働きを持つ女性においては乳がんと診断されるリスクが一般的な女性と比較した場合には11%高くなっているという結論が出たようです。
またその反対に甲状腺の働きが弱い場合には乳がんのリスクは6%低くなったということでした。

 

食べ物や食事とホルモンと予防:

上記のような調査では活発な甲状腺ホルモンを持つ女性の方が乳がんとの関連性が強くなる可能性が示唆されています。

 

動物性たんぱく質や乳製品を沢山食べ過ぎる場合、あるいは野菜などの摂取量とのバランスがかけ離れているなどの場合は特に留意が必要かもしれません。

 

気になる場合には、肉食や乳製品由来の食べ物や食事の代替となる植物由来の食べ物が多い和食を増やるのもおすすめといえます。

 

 

参考にした情報:
ハーバード・健康・ブログ 201604079407
アクセス日:2018年9月21日

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