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太りやすくダイエットが上手くいきにくいもう1つの原因や理由とは?

2018年09月19日

健康と予防

太りやすく、なかなかダイエットが上手くいかなかったり、失敗を繰り返したりという経験はありませんか?

ダイエットが成功しにくいことや、太りやすくなってきているのはあなただけの原因ではなさそうです。

 

人間だけに限らず動物も太りやすい?

興味深い報告があります。

ダイエットがなかなか成功せずに失敗しやすいことや、太りやすいことは何も人間に限ったことではなさそうです。

バイオロジカル・サイエンスという環境科学の調査に基づいた研究についての専門誌によると、動物園に暮らす人間に似ているカラダを持つといわれるチンパンジーでも人間同様に太りやすい環境になっていることが報告されています。

直近10年におけるチンパンジーの体重の変化では、オスの場合33.2%も体重が増加しており、メスにおいては37.2%の体重が増加していることが報告されていました。

オスとメスの比較では、動物園のチンパンジーではメスの方が直近10年で約4%体重が多く増加していることも報告されています。

 

ダイエットと人体の変化:

人間の身体については、多くの科学者が20万年もの間、人体は大きな変化を成し遂げていない、あるいはカラダの仕組みは変わっていないと考えているものの、わたしたちの住む地球や環境、生活などにおいて大きく変化していることが太りやすく、ダイエットが上手くいきにくいことと深く関係しているとのことです。

 

ダイエットが上手くいきにくく太りやすい原因の例:

太りやすい環境が整っているのは現代社会の特徴といえるのかもしれません。

原因の例としてよく挙げられている中には、有毒物質、ノイズ、生活リズムやペース、加工食品、砂糖類、化学物質や薬剤、汚染、経済や将来への不安、プレッシャーなども原因あるいはダイエットが上手くいきにくくなる引金になっていることが考えられているようです。

また、原因の中でも増えたものばかりではなく、減ったものの中には、土壌や食品中に含まれる栄養素、食物繊維や食物酵素、睡眠、日光に当たる時間、運動量、人とのつながりなどが含まれていると考えられます。

 

食べ物や食品とダイエットの関係:

特にダイエットというと食べ物や食品、食事の習慣などが原因になりやすいことは周知のとおりかと思います。

近年肥満大国やダイエット大国ともいわれるアメリカ国内で多く議論になっているものの中には食べ物や食品、食事の中身についてです。

良く日本でも○○ダイエットなどいうフレーズを耳にしますが、その多くはカロリー計算よりも食べ物が属するたんぱく質や炭水化物などと深く関りがある内容が増えているように思います。

低炭水化物ダイエットや高たんぱく質の食事、ケトン体ダイエット、結果として認知症やアルツハイマー病を招いたと悪者にされている低脂肪ダイエットなどさまざまです。

とりわけカギになりやすくなってきているのはたんぱく質かもしれません。

 

ダイエットに関係するアレルギーとたんぱく質:

近年グルテンフリーという言葉が日本でも聞かれるようになってきましたが、グルテンは小麦類などに含まれるたんぱく質の一種です。

グルテンを含む食べ物や食事を続けていくうちに体内で消化がしにくくなり、結果的にアレルギー体質になったり、むくみやすくなったり、太りやすくなったりする原因にもなっていると多くの専門家は少なくともアメリカ国内では言われています。

日本でもグルテンを含む食べ物の代表格ともいえる小麦粉を使用する食べ物がアレルギー反応となってきている人の数は増え続けているようです。

グルテンたんぱく質の他にもアレルギー反応しやすい例に挙げられるたんぱく質の種類として、乳成分由来の食べ物や食品が含まれます。

また、グルテンや乳成分由来ほどではないかもしれませんが、卵でもアレルギー反応を示す人は少なくありません。

ダイエットの成功や失敗、太りやすい体質などだけにとどまらず、それらと関連があるともいわれるアレルギー反応とたんぱく質の関連性には何が原因になっているのでしょうか?
その1つはどうやら体内での消化のしにくさにもあるようです。

 

小麦のグルテン、乳製品のカゼイン、卵のアルブミンといったたんぱく質の種類で消化の時間も変わることも考えられますが、共通しているのは消化が簡単ではなく、それが太りやすい原因やダイエットの失敗などにも結び付いているのではないかということです。

 

消化がされにくくなると、身体は危機に備えたサバイバルモードに備えることでも知られており、そうなると脂肪として蓄えようと自然に体が働くというのは、昔からの身体の仕組みに備わっているようです。

もともとは漁や狩りで必ずしも毎日食べることができるとは限らない時に、身体が体内に蓄えた脂肪をエネルギーに替えたような働きからきているようです。
また、たんぱく質が適切に消化や吸収されにくくなることで、不耐性やカラダは免疫反応を発生しやすくなるとも説かれています。

 

消化に関係する身体のサイン:

消化に関わるダイエットが上手くいかない場合には、カラダがサインを出してくれることでも知られます。
ゲップやガス、肌荒れ、関節痛などは消化不良やアレルギー反応のサインにも似ていることからも、ダイエットにも関係しているといわれます。

 

参考にした情報:
Biological Sciences 278(1712)P.1626~32

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