大人や子供と赤ちゃんに電磁波が与える脳への影響
電磁波は私たちの現代の便利な生活には今や欠かせない言ってみれば生活必需品となっていると言えます。
大人だけではなく、子供や赤ちゃん、妊娠中の妊婦のお腹にの中にいる胎児にまで電磁波を通して脳にも影響することが考えられているだけに知っておきたいこともありそうです。
つい最近になり、電磁波と脳に関しての調査報告が記載された文献を読みました。
実験用のラット(ネズミ)を用いて携帯電話尾からの電磁波がどのように脳に影響を与えているかを数値で測定したものでした。
いくつかの調査報告が発表されていた中でも気になったのは、2014年にNidhi博士とその同僚らがインドで行った調査です。
実験用のラット携帯電話から発せられている900MHzの電磁波を毎日4時間を15日間にわたって浴びた場合には、言動に大きな影響が出たという内容でした。
具体的には、更に心配性や不安の度合いが高まったり、学ぶための脳が衰えたという結論に至ったことでした。
また脂質でできている脳内に存在している脳血管の膜を電磁波が通ることができ、2時間程度電磁波を浴びていた場合においては、その電磁波の影響を14日間受けていたこともネズミの実験では報告されていました。
そのようなことからも、特に妊娠中の妊婦のお腹の中に宿っている胎児、赤ちゃんや子供についても電磁波については留意することがおすすめされていました。
特に11歳までの子供たちの脳は成長段階が続いているということもあって、その親や周辺の大人について、子供の脳が受ける電磁波の影響について学んでおくことがおすすめされていました。
大人だけではなく、子供や赤ちゃんと妊婦のお腹の中にいる子供と電磁波の影響:
私たちの現代の便利な社会では、昔の生活とは異なる大きな技術の発展とは裏腹に、その副作用ともいわれる影響を受けていることが考えられます。
その中の1つに電磁波が与える影響も含まれているといえます。
大人だけに限らず、子供や赤ちゃん、妊娠中の妊婦のお腹の中の子供に対して、電磁波の影響を少しでも少なくするためにできることの例として下記のようなことがあります。
・最も過ごす時間が長い家庭の中での電磁波に気を配る。
働いている時や学校に行っている時間帯を除いて、睡眠など最も時間を過ごす家庭において、電磁波の影響を気に掛けることが大切といえます。
たとえば、長い睡眠時間のことを考えると寝室には電磁波が通りにくいように心かがけることがおすすめといえます。
スマートフォンや電子機器を寝室にできる限り持ち込まないようにすることは電磁波から身を守るためにおすすめされています。
また、リビングルームで時間を過ごすことが多い場合には、同様に考えることもおすすめです。
・WiFiなど無線電波の環境について気を付ける。
近年は家庭の中でもWiFiなど無線電波の環境が整ってきました。
その端末を近くに置かないこともおすすめされています。
・電車など公共の乗り物の中での電子機器の利用を見直す。
都心に近づけば近づくほどに電車などの公共の乗り物の中でスマートフォンをはじめとする電子機器の利用は一般的になっています。
その人数が増えたり、近くにいるほど電磁波の影響を私たちは受けることが考えられそうです。
・食べ物で摂取する油や脂質を考える。
脳をはじめとする身体の中には、細胞膜のように油や脂質でできていることは周知のとおりです。
その脂質の質を決めるのは日ごろの食べ物や食事です。
日ごろの食べ物や食事で良質な脂質を摂取することがおすすめといえます。
・妊娠中の妊婦のお腹の中の赤ちゃんについて気を遣う。
妊娠中の女性、あるいはその周りにいる大人のマナーとして、近くに妊婦がいる場合には電磁の影響はお腹の中の赤ちゃんも受けることが考えられることからも、電磁波を発する電子機器の利用を控えるようにすることはとてもスマートな考え方といえます。
成長中の子供、お腹の中にいる赤ちゃん、妊娠予定の女性、授乳中の女性などは、とりわけ留意することがおすすめといえそうです。
参考にした情報元:
Nittby H, et al. increased blood-brain barrier permea bility in mammanian brain 7 days after exposure to the radiation. Pathophysiology. 2009;16:103-112
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