ダイエットと疲れや慢性疲労の原因にもなる食事のGI値
ダイエットや肥満予防を考えた場合、結果を出しやすくするためには疲れや慢性疲労の原因とも考えられている食べ物や食事に関連するGI値(グリセミック・インデックス)を知っておくことがおすすめ、かつ便利でもあると言えます。
せっかくダイエットをしようと思っても何も考えずにがむしゃらに運動をしたり、カロリー制限をしたりしていると疲れや慢性疲労の原因にもなりかねないばかりか、良い結果を出せずにあきらめることにもなりかねません。
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グリセミック・インデックスでも知られるGI値とは:
日本では美容や健康、医療に関連する人たち以外に一般的にはグリセミック・インデックスやGI値という言葉を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか?
グリセミック・インデックスまたはGI値を簡単な言葉で説明すると、食べ物や飲み物が体内に入った場合に、どの程度の速度でその食べ物や飲み物が糖質に変わるかを示す数値です。
その数値が低ければ低い程、特定の食べ物や飲み物が体内に入ってからゆっくりと糖質に変わっていくことを意味します。
グリセミック・インデックスが高い食べ物や飲み物は早く糖質に変わりますので、ダイエットにも向かず太りやすい身体をつくるといえます。
グリセミック・インデックス(GI値)の高低:
GI値は55位を境にして高いあるいは低いと説明されることが少なくないように思います。
一般的にグリセミック・インデックスが高い食べ物を例に出すと、精製や加工された白いパンや麺類とお米、一般的な加工食品、糖度が高い食べ物や飲み物をいうとわかりやすいのではないでしょうか?
その一方で玄米や雑穀が含まれる食べ物、甘味や糖質が少ない、熱が加わっていない自然界の食べ物、加工されていない食べ物などでは一般的にはGI値が低くなります。
ちなみにグリセミック・インデックスが高そうな白い砂糖はGI値が72と定められています。
また、注意が必要なのは、本来の自然界における食材としては低いソバのようなものでも、つなぎに小麦粉を沢山使用して、大きな工場で熱を多く使用したいわゆる大量生産のような形になると、グリセミック・インデックスは高くなってきます。
糖質と血糖値の上下関係とGI値:
それではグリセミック・インデックスが高いいわゆる体内で早く糖質に変わることは何を意味するのでしょうか?
糖質に早く変わることで食べ物を食べた食後の血糖値がどの程度上がりやすいかどうかの目安になります。
食べ物を食べた後に早く血糖値が上がることが継続的に発生することは、様々な症状や病気の原因にもなりやすいことが報告されています。
血糖値が急に上がるということは、身体にとっては負担となります。
身体は正直で、高い状態の血糖値を嫌がる結果、その後にジェットコースターのように急激に下がることを招きます。
時に下がりすぎることも少なくないようで、そうなるとお腹がすきやすい状態を招きます。。
そのようなお腹のすき方をした場合に、身体が欲しがる食べ物や飲み物はグリセミック・インデックスが高いいわゆる高GI値の食品群であることが一般的といわれますので、ダイエットにも健康にも不向きといえるのではないでしょうか。
グリセミック・インデックスの急な上下が原因で起こりうる症状:
血糖値が急に上がったり下がったりしやすいグリセミック・インデックスが高い食べ物を繰り返し食べることで起こりやすい症状の例として、下記が含まれています。
・糖尿の症状
・炎症の上昇
・痛みの上昇
・体重が増えやすく、ダイエットが難しくなる
・疲れやすくなったり、慢性疲労の原因になる
・午後には眠くなりやすくなる
・集中力や記憶力の持続が難しく、低下しやすくなる
・不安な気持ちが強くなりやすい
・体内の自然治癒力がチカラを発揮しにくくなる
・朝が起きにくく、夜は熟睡がしにくくなる
など
上記からも想像しやすいように、高GI値の食べ物を食べ続けることは疲れや慢性疲労の原因になりやすいだけではなく、ダイエットの成功を難しくするといえるのではないでしょうか。
参考にした情報:
ヘザー・ティック医学博士
How to manage chronic pain
2018年5月11日