痛みを伴う線維筋痛症の共通する原因と症状改善のヒント
線維筋痛症や関節痛リウマチなどの痛みを伴う症状を持っているととてもつらく気分的にもなかなか開放されないことが一般的のようです。
痛みがある線維筋痛症に対しては一般的に共通している原因も存在することも報告されており、今回はその原因として良く挙げられる例と改善のヒントについてお伝えします。
体中を痛みで覆われることもある線維筋痛症の症状を持つ人の数はアメリカにおいては、3~6百万人とも見積もられていることが報告されています。
その数はあくまでも線維筋痛症の症状だけで、もう少し柔らかい症状のいわゆる予備軍に関しては多くて12百万人とも伝えられているようです。
それらの数から想定する限りでは日本よりも随分と多くの人々が線維筋痛症の症状や、それに似た痛みで精神的にも厳しい日々を送られていることが想像できます。
それだけ多くの人々が痛みを我慢されていることもあって、雑誌や書籍、メディアなどにおいても痛みやリウマチ、線維筋痛症などの書状や対処法をはじめとする内容について特集が組まれていることも少なくないようです。
また私も実際に購読している会や組織、書籍や専門誌や雑誌などで目にしたり、耳にすることも増えてきているように感じます。
そんな中から、今日お伝えしたいのは、痛みを伴う症状や線維筋痛症やリウマチなどの患者さんが多く訪れるだけではなく、結果を出しておられることでも知られているジャコブ・テイテルバウム医学博士が日ごろから例に挙げられている線維筋痛症に至るまでに共通することが多い症状の例と共に、おすすめされている対応方法の大まかな枠組みについてお伝え致します。
線維筋痛症に至る一般的な共通する症状例として挙げられるのは:
・栄養不足や栄養素の欠乏(実は日本でも栄養不足は深刻化しているとの報告もあります)、
・ストレス過多(身体と精神的な部分において意識の有無に関わらずいえること)
・さまざまな感染、
・睡眠の質や時間が十分ではない場合、
・腸管漏れやLGSでも知られるリーキーガット症候群、
・ホルモンバランスの乱れ、
・損傷(特に脳や首の周りなど)、
・妊娠、
症状が出るまでに様々な経緯があるにせよ、ある程度線維筋痛症に至るまでに通ってくる症状が絞られていることに驚かされたのではないでしょうか。
それらの症状があったり、何かの痛みやリウマチのような症状から線維筋痛症に至るまで痛みを伴っている場合には、ジャコブ・テイテルバウム博士を訪れる人に対して、下記のことをおすすめされていることがご本人から報告されています。
ジャコブ・テイテルバウム博士によっておすすめされるプロトコール:
・睡眠時間と質の確保について真剣に向き合う。
痛みを伴う症状が出ている場合には、一般的な人の睡眠時間よりも多く必要になるといわれています。
特に多くの人々に8~9時間の睡眠時間の確保をおすすめされています。
・ホルモンサポート。
ホルモンのバランスが崩れている場合には、痛みを伴う症状だけではなく、他の多くの症状も改善されるためにより多くの時間を要するといわれます。
ホルモンバランスの基本は規則正しい生活や十分な睡眠時間の確保が土台になるべきともいわれています。
寝ている間に身体は私たちを修復してくれていることでも知られます。
・感染や炎症、自己免疫について。
体調を崩しやすい場合の共通事項でも知られるのは免疫力が低下している場合や、アレルギー反応が出ているなでの炎症の症状、自らの身体に異物が入ってきたとしてさまざまな物質に反応する自己免疫反応なども痛みや線維筋痛症などに関連しやすい症状なのだそうです。
・栄養素のサポート:
痛みがある場合や炎症が発生している場合などには、リウマチや線維筋痛症ではなくても栄養素が不足している場合が非常に多いとのことでした。
・運動やエクササイズ:
運動不足であることによって、筋肉は弱りやすく、何かの症状が発生するリスクを高めることにもつながりそうです。
特に年齢と共に足腰の筋肉が衰えてくると、さまざまな症状にもつながりやすくなることからも、筋力の低下自体を放置しないことがおすすめされています。
上記は痛みやアレルギー反応、線維筋痛症に至る共通する症状として挙げられる例といえます。
もう少し詳しい内容については、他の情報も集めてまとめた段階でご紹介したいと思っています。
情報源:
医療従事と患者のための代替医療専門誌タウンセンドレター英文2014年11月号 53~57ページ
ジャコブ・テイテルバウムが報告する痛みと線維筋痛症についての記事