自己免疫疾患や膠原病に分類されるループス狼瘡の共通症状や初期症状
ループスや全身性エリテマトーデス、狼瘡(ろうそう)には共通した初期症状や共通した症状があるようです。
ループスは自己免疫疾患や膠原病に分類されることからも、それらの症状と見分け難いともいわれますが、異なる症状もあるようです。
ループス(Lupus)や全身性エリテマトーデス、狼瘡(ろうそう):
ループスと診断されている人の数は、世界で500万人とも報告されています。
日本で広く知られるきっかけとなったのは、恐らくアメリカの人気歌手のセレーナ・ゴメスさんが発症して音楽活動を一旦停止したことで話題になったことが大きかったのかもしれません。
ループスや全身性エリテマトーデスの名前ではわかりにくいかもしれませんが、語源はラテン語で狼の意味を持ち、狼に噛まれたような湿疹(炎症)が部分的、あるいは全身にできる症状が関係しているところです。
自己免疫疾患について共通する症状は今までにこの場でもご紹介してきましたので、今回は省略いたしますが、ループスに共通して知られるサインや初期症状、共通した症状などが報告されています。
その中でもアメリカのテキサス州で女性中心の自己免疫疾患、甲状腺、膠原病、副腎疲労、ループスなどの患者が多いクリニックをしているエミーマイヤーズ医学博士が挙げる症状例が報告されていますので、下記にご紹介いたします。
・頬や鼻の周りにできる赤みや湿疹が蝶のような形をしていたり、狼に噛まれたような跡のように見える。
・頭痛や偏頭痛がある。
・貧血の症状がある。
・鼻や口の周辺あるいは中に潰瘍ができる。
・手や足、顔などに水でできている固まりのような浮腫がある。
・関節に痛みがあったり、腫れがある。
・疲れやすかったり、慢性疲労、副腎疲労と診断される。
・身体から熱がでている、あるいは熱が出ている。
・髪の毛が落ちる量が大きかったり、大幅に減った。
・寒い時期や冷たい水でしびれや痛みが伴い、青白くなったり、紫色になる。
上記はあくまでもループスに観られることが多い共通した症状で、思い当たる点があるからとの理由で疾患であるという意味ではありません。
もし、いくつもの点に当てはまり、気になることがあるようでしたら、かかりつけの先生にご相談をされてみてはいかがでしょうか。
情報源:
エミーマイヤーズ医学博士公式ホームページ内
2018年3月18日
5 steps to reverse lupus