お腹ポッコリやガスが溜まるSIBO腸内細菌異常増殖症候群
SIBOでも知られる腸内細菌異常増殖症候群とは、主に小腸や腸内の細菌がバランスを崩すことで異常なくらいに増殖し、お腹がポッコリしたり、ガスが溜まったりする症状が多く見られることのことです。
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腸内細菌異常増殖症候群(SIBO):
SIBOとは頭文字の単語を並べたものですが、意味は下記を表しています。
Sは日本語でいうところの小さいを意味するSmall、
Iは腸を意味するIntestinal、
Bは菌やバクテリアを意味するBacterial、
Oは成長が過多の状態になるOvergrowth
がそれぞれの略で、それらをつなげてSIBOといわれています。
食べ物を食べてしばらくしてから、お腹が膨らんで服が窮屈になったり、朝目覚めた時にはぺったんこになっているお腹が、夜はいつものようにお腹が膨らんでいることで朝と夜のお腹の膨らみ具合が随分違ってくる人も少なくないようです。
お腹がポッコリする場合には、同時にガスが溜まっていたり、ゲップやおならが出やすかったり、食べ物や飲み物の消化が思うようにいっていなかったり、胸やけや胃痛、偏頭痛、口臭の原因などを伴うこともあるようです。
日本での主な原因?:
アメリカでは腸内細菌異常増殖症候群と診断される人の数は近年すごく増えていますが、日本でも多くの人が同様の症状にあると考えられるものの、まだ症状名や病名を付けられることは多くないかもしれません。
原因は不明と説明されていることも少なくないようですが、アメリカでは専門家の多くが糖類や炭水化物、麦類の過剰摂取が絡んでいることが原因になっていることが多いとも説明されることが少なくありません。
糖類というとデザートだけではなく、人工的な甘味料なども含まれますし、炭水化物としても分類されますが、ごはんやパン、麺類なども炭水化物の象徴でもあることからも、私を含めて多くの人にとって、あまり直視したくないというのが現実ではないでしょうか?
また炭水化物に分類されるパンや麺類の多くは小麦粉が使用されますが、アルコール類でもビールなどにも含まれるといわれると、耳を覆いたくもなるのが率直なところです。
それらの他にも伝えられることの多いのは自律神経の乱れや睡眠不足といった生活習慣まで含まれるようです。
腸内細菌異常増殖症候群(SIBO)の症状として挙げられる例:
報告されている中でも腸内細菌異常増殖症候群(SIBO)の症状として良く挙げられることが多いのは、下記のような症状やサインといえます。
・お腹がポッコリと膨らんでなかなか引っ込まない。朝と夜の膨らみの差が大きい。
・ガスやおなら、ゲップが出やすい。
・便秘や下痢
・消化不良のように食べ物を食べた後に体内で留まった状態にあるような感じが続く。
・胸焼けや胃痛。
・アレルギー対応が出る。
・頭痛や偏頭痛、他の痛みが出る。
・腸管漏れ、慢性疲労や副腎疲労、関節痛リウマチや線維筋痛症など。
・ビタミンやミネラル類の不足。
おすすめされる食事の栄養素:
SIBOのようにお腹や腸内環境にある菌の乱れなどは、まずは食べ物や飲み物、食生活で何か原因になっているものを探すことがおすすめされます。
また生活習慣の中で原因になっていることも少なくないようです。
沢山のことを見直ししたり、やめたりすることは誰にとってもストレスになりがちではないでしょうか?
そのためにできることから始めてみることもおすすめです。
SIBOの改善方法や予防方法のやり方?:
では、腸内細菌異常増殖症候群のような状態や症状が出ている場合には、専門家はどう対処しているのでしょうか?
そのような患者さんが多いことでも知られるエミーマイヤーズ医学博士は下記のような例を挙げています。
例えば、特定の食べ物を食べた後にお腹が張ったり、腸内細菌異常増殖症候群(SIBO)の症状として挙げられる例が実際に症状として出るような場合には、その特定の食べ物や飲み物を3週間以上一旦やめてみて、どう変化がするかを確認してみることがおすすめされています。
食べ物のおすすめでは、発酵食品に含まれることが多いプロバイオティクスも良いとされています。
ヨーグルトは良いかもしれませんが、乳成分にアレルギー反応が出る可能性が少なくないといわれます。
ビタミンB群を豊富に含む豚肉などもおすすめされます。
他にもマグネシウムやビタミンCなどを豊富に含む野菜など、炭水化物の中では温かいお米や麺類よりも冷たい状態の方が良いとの報告もあるようです。
気になる場合には、近年日本でも専門家がいらっしゃいますので、確認をしてみることもおすすめです。
参考にした情報:
エミーマイヤーズ医学博士の公式ページ
腸内細菌異常増殖症候群(SIBO)の10サイン
2013年9月26日
情報ページ:プロバイオティクスとは?