爪は語る?爪を見れば判断できる健康度合い
私たちの身体の部位の中には、健康度合いをある程度判断できる基準のようなものがあるようです。
その1つに爪があります。
爪を見れば健康度合いがある程度わかるともいわれます。
例えば糖尿病の症状が出ている人の場合には特に爪にもサインが現れると言われます。
またアメリカの皮膚科アカデミーでの報告の中には、肝臓や腎臓をはじめとする症状や病の中には爪に表現されることが少なくないというものも存在します。
今回は、爪を見ることで健康度合いをある程度わかる方法が報告されていますので、その中から代表的な症状を下記のとおり、ご紹介します。
・爪が乾燥していたり、割れていたり、見るからに醜い場合:
特に水を使う仕事や職業の場合、水泳のように水の中に入っている時間が長い、マニキュアを頻繁に付けたりおとしたりするなどの場合、爪が乾燥しやすかったり、割れやすくなったりすることも考えられます。
仕事や生活習慣の要因でいくつかの例外のうち、この点は留意が必要といえます。
ただし、それらの例外を除いて、爪が割れやすくなっている場合には甲状腺機能が低下していることで症状としてサインを出している場合もあるようです。
見るからに醜い爪の症状の中には、ビタミンA、B、Cなどの栄養素が欠乏している場合もあるともいわれ、特にビタミンB群の中でもビオチンが不足していると、爪や髪の毛、肌に症状が出やすいことでも知られています。
・爪がスプーンのような形状をしている場合:
爪がスプーンの形のようなカーブに見える場合には、鉄分不足からくる貧血や鉄分の過剰摂取によって、爪に症状が出ることもあることが報告されています。
・爪にくぼみができている場合:
爪を見た時にくぼみがポツポツといくつか見えるような症状の場合には、乾癬が原因になっていることも考えられるようです。
また髪の毛も同時にパサパサした乾燥を帯びている場合には自己免疫疾患や関節障害が原因になっていることもあるようです。
乾癬をはじめとするそれらの症状の場合には、腸内環境でも乾燥が出ていることも考えられますので、根本的な食べ物や飲み物、生活習慣の見直しがおすすめされることが少なくありません。
・爪が白くポツポツと変色している場合:
爪の中に白いポツポツとしたものが見える場合には、ストレスなどによる精神的な症状からきていたり、何かの菌による感染などが考えられることが報告されているようです。
・爪が黄色がかっている場合:
女性で爪にネイルデザインが施されたかぶせものを付けたり、おとす時に使用する液体や研磨剤を使用したり、喫煙によっても黄色く変色することがおこりうるようです。
・爪の中に黒く変色した肌が出現:
爪の中が明らかに黒ずんだ肌の部分が多く痛みが伴っている場合には、病院を受診することがおすすめされます。
皮膚がんや腫瘍などが原因になっていることもあるようです。
上記のような爪部分の色の変化や症状は何かの原因によって体内からサインが出ていることが少なくないようです。
ただし、素人の判断だけで語れるものでもないと思いますので、気になる場合にはかかりつけの専門家に相談されることもおすすめといえます。
情報源:
ジョセフ・メルコーラ医学博士公式ホームページ
2015年12月7日の記事
10の爪の症状
情報ページ:ビタミンAとは?