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カビ毒のマイコトキシンの影響と症状例

2018年02月09日

健康維持

カビ毒のマイコトキシンとは?

私たちの身の回りには、目で見える見えないとは別にしてカビが存在しています。

カビの二次代謝産物として産生される毒の総称のことをマイコトキシンと呼ばれています。

マイコトキシン(Mycotoxin)という言葉は、mycoという菌を意味する単語と、toxinを意味する毒の意味で、カビ毒という言葉になりますが、それらをつなげてマイコトキシンと呼んでいます。

カビ毒であるマイコトキシンについては、現在300種類以上が報告されているようで、それらが体内に入ることで健康への障害となることがわかっています。

 

カビ毒は近くにあると呼吸をすることで体内に入りますが、近年の報告を拝見していると私たちが想像している以上に健康被害の影響が出ているようです。

その中には慢性的なものから急性的な症状まで幅広く存在し、最近多く目にするのは下記のような症状や疾患があります。

カビ毒のマイコトキシンと関連していると報告される症状や疾病例:

・肝臓障害
・慢性疲労
・めまい
・自己免疫疾患
・心臓疾患
・リウマチ
・喘息
・がん
・記憶障害
・うつ
・ADHD
・うつや心配、不安
・湿疹
・頭痛
・アルツハイマーのような症状
など

 

カビ毒は目に見える部分については近寄ることをやめたり、業者さんにお願いしてきれいにしていただくなどの対応ができます。
知らない間に慢性的にカビを体内に入れることは避けるようにしたいものです。

また気になる場合には、マイコトキシンの検査をしてくれる機関もあります。

 

近年ではマイコトキシンが与える脳への影響などについての研究も進んできているようす。

文献を目にする機会が増えてきていますので、また追ってご紹介するようにしたいと思います。

 

情報源:
Guiford FT, Hope J. Deficient glutathione in the pathophysiology of mycotoxin related illness.
Toxins 2014;6:608-623

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