マグネシウムが不足や欠乏している可能性のサイン例
マグネシウムは体内で300以上もの働きを持つ最も大切な栄養素とも表現される位に必要な栄養素であると同時に、最も不足や欠乏しやすいのも、どの病気にも関係しているのもマグネシウムです。
マグネシウム不足や欠乏時の可能性のサイン例をご紹介します。
マグネシウムの栄養素不足や欠乏が関係しているサインの例:
・疲れやすくなる
マグネシウムが不足するとカラダの機能はうまく回りにくくなることで知られています。
体内で300以上もの働きを担うマグネシウムですので、不足すると肉体的だけの疲れだけではなく、精神的や感情的な影響も出ることが考えられます。
・不安や心配症
不安や心配症をはじめとする感情的な部分はマグネシウムをはじめとする栄養素との関りが少なくないことが報告されています。
何かのトラウマや喪失以外の場合には特に栄養素との関りも多いようです。
・睡眠の質が変化する
睡眠の質は何かが原因で変化しているのかわかりにくいといわれます。
マグネシウムが不足している場合以外でも腸内の働きが鈍っている場合などの状況でも睡眠への影響が出やすいことで知られれます。
・認識や記憶機能の低下
脳の働きや周辺との関係はマグネシウムと密接に関わりがあることで知られれています。
マグネシウムが不足することで脳に関わる様々な症状が出る可能性がありますが、その代表として認識や記憶機能の低下が挙げられます。
・頭痛や慢性的な偏頭痛
脳の関わりの他の例に挙げられることが多い頭痛と共に、慢性的に発生する偏頭痛もマグネシウムが不足すると発生しやすいサインの一例といえます。
・めまいやゾクゾクする寒気
めまいやゾクゾクする寒気は他の原因でなることも少なくないために単なるマグネシウムが不足が原因とは限りませんが、サインの1つとして挙げられることが少なくありません。
・感情や行動障害
いつもとは違う感情が出やすくなっていたり、言動や行動が違っていることが増えている場合にはマグネシウムが不足していることも影響しているかもしれません。
・便秘や過敏性腸症候群
便秘や腹痛を伴う便秘や下痢の繰り返しのような状況が続く過敏性腸症候群はストレスだけが原因でなるものでもありません。
・筋肉の痙攣
筋肉が痙攣したり、顔がピクピク動いたりすることはありませんか?
その場合は睡眠不足や大きなストレスでない場合にはマグネシウムをはじめとする栄養素が不足している可能性も考えられます。
・慢性的な痛み
痛みがある状態が続くいわゆる慢性的な痛みもマグネシウムが不足している場合に続きやすいという報告があります。
痛みが長引いたり、傷の治りが遅いなどいつもと違う場合はマグネシウムをはじめとする栄養素の不足も考えられそうです。
マグネシウムはカルシウムと共に二大ミネラルの名前で知られています。
カルシウムが不足していることに気をかける女性が特に日本では多いことが世界的に知られていますが、同様に必要とされているマグネシウムについてはあまり聞きません。
1992年の時点で当時の100年前の土壌栄養素を比較したデータが世界地球環境サミットで報告されて大きなニュースになった経緯がありますが、どの国の土壌も100年前と比べるとマグネシウムをはじめとするミネラル栄養素は75%前後減っていることがわかっていますので、その分、体内での栄養素は減りやすい状況にあるといえるのではないでしょうか。
参考にした情報:
デビッド・ドッカーズ医学博士
マグネシウム不足の10サイン
10Signs of Magnesium Deficiency
情報ページ:マグネシウムとは?