• カート
  • MENU
  • 商品一覧
  • お気に入りリスト

認知症症状の特徴と改善におすすめ生活習慣5か条

2017年11月29日

脳の健康

 

認知症の症状には共通した特徴が存在し、それらの症状を改善させるためには根本にある原因を知る必要があるように思います。

生活習慣を見直すことで認知症の症状の改善におすすめされる基本の5か条と呼ばれるものをご紹介します。

 

認知症は世界の中でも高齢者の割合が多い日本でその割合が多いことで知られています。

今迄に多くの薬が開発されてきたものの、認知症にいたっては症状を一時的に抑制することはできたとしても、根本的な改善に向かう薬は未だに存在していないというのが多くの専門家の声のようです。

日本の政府は認知症の根本的な改善に向けての研究を加速させ、その仕組みを構築して、日本がほこる輸出産業に育成するべくチカラを入れていることで知られますが、その中心の一人としてご活躍される竹内孝仁教授は日頃の生活習慣で認知症を治すことができると伝えておられます。

竹内教授は2012年から2015年の期間中だけでも160名の認知症患者が持つ525の症状数において76%においてそれらの症状を消失させ、年数が長くなれば86〜90%程度の症状が消失しているという実績を公表されておられます。

先日行なわれた日本認知症改善推進協会での講演にて、その改善方法を説かれていましたので、その中から認知症の改善に役立つ生活習慣でできる方法をご紹介します。

 

認知症は脳の症状や病気ではない!?:

認知症と聞くと私たちの多くは記憶障害であったり、脳の症状や病気と思いがちですが、実はそうではなく、カラダ全体が大きく関係している症状であると竹内先生はいわれておられます。

精神疾患はそのヒトの人格全体であることからも、今迄に世界中で認知症薬が開発されてきたものの、根本的な解決に至っていない理由なのだそうです。

世間で騒がれている「徘徊(はいかい)」という言葉がありますが、徘徊という症状の根底にあるのは記憶障害ではなく、対処方法がわからないことで徘徊のような症状となって表面化しているということでした。

 

認知症の始まりを知る代表的な症状の特徴:

認知症かどうかを線引きするのは簡単ではないように思います。

何かの症状が具体的に出てくれば認知症の症状といえるのでしょうか?

症状のはじまりとして、わかりやすいのは下記が代表的な特徴といえるようです。

・自分で置いたモノを10分もすれば忘れている。

・ヘルパーさんに探し物を手伝ってもらう行動が週に1回は見受けられる。

・朝にいなくなる。(週に2−3回)

 

認知症症状に共通する特徴?:

認知症を長年にわたり現場で診てこられた竹内教授は、認知症の症状を持っている方々にはいくつかの特徴があるといわれていました。

・多くの方が孤立に近い状態であったり、引きこもりに状態に近い。

・まじめでプライドもあり、社会的に恵まれた生活をしてこられたこともあり、なかなか人のいうことをきかない。

・水分の摂取量が少ない。毎日の水分摂取が450ml程度の人が多い。

・食べることが遅く、少食になってきている。

 ちなみに食事をしたかどうかを覚えていないのは、食事を食べる前で時間が止まった状態にあるとのことでした。

・外にあまり出かけないために運動量も少なく、低ビタミンD。

 

改善におすすめの生活習慣:

認知症の症状を改善させるということの定義は、代表的に挙げた症状が消失することや、共通する特徴が消失することを意味するように思います。

まずは原因を知り、それらの症状の特徴を改善させていくことを繰り返して実行していくことが認知症の症状を改善に向かわせることにつながるということでした。

認知症の改善におすすめされていた生活習慣は下記のとおりです。

・水分を毎日1.5リットル摂取する。

・散歩を一日30分行なう。

・食べ物は食事で1500キロカロリー以上摂取する。

・排便が毎日出るようにする。

 毎日水分を1.5リットル飲んで、一日30分も歩けば排便は毎日出るようになると説かれています。

・仲間作りをして孤立や引きこもりしないようにする。

また、日常の生活習慣とは違いますが、パワリハ(パワーリハビリ)と呼ばれるマシーントレーニングを行なうことで筋力を保つことも推奨に含まれていました。

 

認知症の症状があれば、家族や周囲の人はとても大変な生活となることが少なくありません。

上記のような生活習慣の見直しをすることは、経済的な負担も少なく、始めるきっかけとしておすすめしやすいことも特徴といえます。

詳細を知りたい場合には、竹内教授が書かれた「家族で治そう認知症」という500円で販売されている書籍を読んでみてはいかがでしょうか。

認知症は今後も私たちにとっては気になる存在であることは間違いありませんので、竹内教授が取り組まれている活動が普及すれば、多くの人にとって朗報といえるのではないでしょうか。

 

情報源:

一般社団法人日本認知症改善推進協会設立記念シンポジウム

2017年11月27日 13:30〜17:00

TKP赤坂駅カンファレンスセンター ホール13A

竹内孝仁教授による基調講演より

 

情報ページ:ビタミンDとは?

オンラインショップ