頭痛の種類を知って更なる頭の痛みを予防するヒント
頭痛には様々な種類が存在し、頭のどの辺りに痛みが集中しているのかを知ることは今後の頭痛を予防するためのヒントになるかもしれません。報告されている頭痛の種類をご紹介します。
頭痛は風邪を引いたり体調を崩した時に一時的に経験をする人もいれば、日頃から頭痛を抱えている慢性的な頭痛の人も少なくないようです。
頭痛も他の症状と同じように何か特定の原因があって、その結果として身体に伝える術として結果的に頭痛を発生させて私たちにメッセージを伝えようとしてくれていると理解ができます。
頭のどの辺りがどのように痛むかによって、その頭痛がどこからきているのかということや、どのように対処したら良いかというようなこともわかるのだそうです。
頭痛の種類についての発表をおこなったスタンズベリー研究所によると、下記のような頭痛の種類が存在しているのだそうです。
・クラスター(直訳すると房という意味)頭痛:
日本語では房という意味を持つクラスターという種類の頭痛は、男女共にあまり多くなく、目の周りだけが中心に痛みがある場合のことのようです。
目の周りの頭痛がある場合には、同時に目が腫れたり膨らんだりすることや、目が赤くなることもあるのだそうです。
時には激しい痛みになることもあって、その場合は痛みから特に体力を消耗したり、疲れにつながることもありそうです。
このタイプの頭痛は脳や神経が原因となって頭にメッセージを送って私たちに知らせようとしてくれているようで、運動不足が要因になっていることも少なくないようですので、その場合には身体を動かすことで頭痛が軽減されることが多いようです。
・首周辺を痛みとする頭痛:
男性よりも女性に多い傾向があるという首周りから後頭部の痛みから徐々に頭の全部に痛みがあって、場合によっては耳に近い目のあたりまで痛みの影響を受けることもあるタイプの頭痛。
この頭痛の場合には、頸椎の刺激や損傷、頸椎の神経が原因になっていることが多く、暗くした部屋で十分な休息をとることで痛みが和らぐことがあるとの報告です。
・偏頭痛:
多くの偏頭痛の場合、朝から頭の痛みを感じ始めて、時間の経過と共に動いていると痛みにが増してくることが報告されているようです。
偏頭痛では、吐き気やめまい、気持ち悪さ、目や視界に影響が出たり、光に敏感になったりすることを同時に経験する人も少なくないようです。
偏頭痛の共通する原因例に挙げられることが多いのは、ストレス過多、睡眠不足、偏食による栄養不足、喫煙などが報告されています。
特に日本人の場合は睡眠不足や不眠症による偏頭痛も少なくなさそうです。
またストレス過多の場合でもストレスによって体内のビタミンやミネラルは消費されることもあることからも複数の原因によって偏頭痛が発生している場合も考えられます。
・サイナス・副鼻腔の頭痛:
この頭痛の場合は、サイナス・副鼻腔が原因となって痛みが徐々に増して、目の周りにも出ることがあるようです。
頭を曲げたり、寝転んだりすることで痛みが増してくることもあり、鼻が原因になっているかを確認することがおすすめです。
お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりすることで蒸気が鼻を通りやすくした場合に痛みが和らぐかでもわかります。
・顎関節の頭痛:
あごの周辺や関節に痛みがある場合には慢性的な頭痛になっていることも少なくないようです。
原因の中には歯が欠けていること、歯の詰め物が合っていなかったり削れているなどの異変があること、不自然な笑い方をしていることが原因になることもあると報告されています。
同時に肩や首にも痛みがあることも少なくなく、この種類の頭痛は病院にかかることが解決の近道になりそうです。
・緊張性の頭痛:
緊張性の頭痛は、緊張や何かに集中していることによって頭の周辺に血流が集中していたり、滞っていたりすることが原因として挙げられています。
多くの場合には首やほお、顔の前の部分にも影響がでることがあるものの、一般的には数時間で痛みが引く上に、痛み自体も激しくないことが報告されています。
緊張性の頭痛の場合にはリラックスしたり、音楽を聴いたり、本を読んだり、少し横になるなどすることで和らぐことが多いとされています。
上記が一般的に多い頭痛の種類として報告されています。
頭痛の90%程度は頭とは直接関係していないとの報告もあります。
頭の痛みが続く場合には病院にかかったりすることで、原因と根源がわかれば対応方法もわかることが多いことからもおすすめです。
上記は一般的に報告されていることであり、治療を目的とするものではありません。
参考にした情報:
bewellhub,com(原文は英語) ヘルスアドバイスチームによる6 types of headaches
2017年2月23日の記事
2023年7月10日 更新