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物忘れや記憶力低下は年齢とは無関係?

2017年07月14日

口腔内の健康

 

物忘れや記憶力の低下は年齢を重ねて行くと共に増すというのが私たちが持つ固定概念ではないでしょうか。脳画像の治療の専門家曰く、物忘れも記憶力の低下も年齢とは関係がなく、年齢を重ねても改善できると紹介しています。

 

まずは脳に興味を持って好きになる?:

世界的に脳画像を用いて治療をすることで知られるダニエル・アーメン医学博士によると、物忘れも記憶力の低下も年齢との関係は少なく、言い訳に過ぎないのだそうです。

記憶力が低下していくことも、物忘れが進んでしまうのも改善することが出来るにもかかわらず、つい私たちは年齢を言い訳にしてしまうと伝えた上で、脳の能力を改善したい場合に大切なことは、まずは自分だけの脳だけで良いので興味を持って、そして自分の脳を好きになることが一番の改善への近道であることを伝えています。

 

記憶力低下や物忘れの度合いを知るには:

私たちの脳が衰えてきていると感じるのはどんな時でしょうか?

名詞が出てこずに思い出せずに「アレ」や「コレ」でつい済ませることが多くなってきた頃でしょうか。

待ち合わせの場所や時間、お店などについて記憶したはずが出てこなくなってきたことに気づいた時も同様に感じるかもしれません。

脳の能力が衰えてくると脳の大きさが小さくなってくるのだそうですが、その点についてわかりやすい例としてアーメン博士が例に出しているのは、日頃の何気ない行動でわかるとのことでした。

階段の上り下りを観るだけで自分の脳が縮小傾向にあるかがわかると紹介しています。

階段を上ったり下ったりする時に手すりを持たないと怖い感じがする時は既に物忘れや記憶力の低下も進んでいるといいます。

脳が若い状態にある場合には階段で手すりを持たなくてもスムーズに上り下りができるようですが、確かにわかるような気がします。

他にも片足で立った状態で靴下がはけるかどうかという例も紹介していましたが、それについては筋力や体幹のバランスとも関係が大きい為に一概に脳だけの問題ではないとも言えそうです。

 

物忘れや記憶力の低下を遅らせたり改善に:

物忘れや記憶力の低下をはじめとする脳の老化を遅らせるのも加速させるのも、下記のようにいくつかのカギになるものごとが存在するとアーメン博士は伝えています。

・飲み物:

私たちの脳の80%は水液体であることからも、特に何を飲んでいるかは大切であることは言うまでもありません。

お水を飲むことはとりわけ重要といえます。

アーメン博士によるとペットボトルなどの有毒物が溶け込んでいるペットボトルのお水は例外で、家庭のお水が良いのだそうです。

お水以外では油の質が大切といわれます。

近年問題になっている人工的な産業油の代表でマーガリンやファーストフードなどで使用されていることが多いトランス脂肪酸や、スーパーでプラスチック製容器に入ってセールの対象等になりやすいひまわり油、キャノーラ油、コーン油、大豆油のような油にも注意が必要といえます。

人工的な油は血管の老化を加速させやすく、身体にとっても消化や吸収ができずに臓器にも負担をかけることが報告されています。

それらの油がある一方で、自然界の油にあるような魚等に含まれるEPAやDHAの魚油や、エゴマ油や亜麻仁油などの植物性のオメガ3脂肪酸、オリーブオイルなどは物忘れや記憶力の低下を遅らせるためのおすすめされる脂肪酸といえます。

 

・食べ物:

お水をはじめとする飲み物同様に食べ物も記憶力の低下や物忘れをはじめとする脳の能力に関係していることは周知のとおりです。

私たちの健康を左右するもっとも大きな要因は食べ物であることがわかっており、健康を左右する60%前後が食べ物や食事によるものであると報告されているくらいです。

アーメン博士によると、食べ物や食事の時に優先して選択をして欲しいのは自然界に存在する形がある食べ物です。

ペースト上に練り込んだような、あるいは添加物などを混ぜ込むような本来は自然界には存在していない食べ物は記憶力や物忘れを加速させている代表例であると伝えています。

果物や野菜のように昔から存在していて、先祖の人たちが食べてきた食べ物や食事を食べ続けることは、物忘れや記憶力の低下を予防できる簡単な方法であることを報告しています。

 

・睡眠:

睡眠の時間と質も私たちの脳としっかり結びついていることがわかっています。

睡眠時間が短かったり、質の良い睡眠がとれていない場合には、記憶力も集中力も継続できずに良い効果が得られないといいます。

とりわけ日本人は他の先進国と比較した場合に、平均睡眠時間が唯一の6時間代であることは集中力や記憶力だけではなく美容にも健康にも良いとはいえません。

少なくとも睡眠時間は7時間以上、できれば8時間程度の確保がおすすめで、一日のイベントの中でも睡眠の確保は優先度が高くあるべきと他の報告などでも良く伝えられています。

 

・その他:

集中力や記憶力、物忘れの予防におすすめされる他の例として適度な運動が挙げられています。

適度に身体を動かすことは脳を刺激し、脳を使うことにもつながることからもおすすめされています。

決して激しく運動をすることが大切とは言っておらず、歩いたり、掃除をしたり、階段の上り下りなど日頃の生活で身体を動かすことでも十分に良い効果が期待されるようです。

また、何かに興味を持つことは物忘れや記憶力、集中力にも関係していることからも、物事に興味を持つこともおすすめされています。

 

参考にした情報:

Mastering your brain with Dr. Amen(動画)

アクセス日:2016年6月15日

 

情報ページ:オメガ3脂肪酸とは?

EPAとは?

 

 

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