骨折の予防は食べ物や食事とストレッチを含む運動で筋肉の低下予防
骨折は加齢と共に予防がますます大切になるといわれます。
おすすめは食べ物や食事と同時にストレッチを含む運動によって筋肉や筋力の可動域を狭めないことと低下させないようにすることがおすすめされています。
骨折や筋力の低下を予防することは認知症の予防にもつながる?:
日本では超高齢化社会でも知られるだけに高い年齢の人びとが高齢者を介護する俗にいわれている高高介護の時代に入っていることが報道されています。
現在日本国内で利用されている医療費の全体における80%程度は65歳以上の方々によって消費されているようですので、そう考えた場合には、加齢と共に低下してくる骨折をはじめとする骨と筋肉や筋力をできるだけ弱めずに若く保つことが予防につながると考えられます。
また筋肉や筋力の低下は転倒などの原因にもつながり、その場合に骨折しやすくなることからも、骨折や筋力低下が原因となって介護の入口になることも少なくないようです。
介護だけで済む場合と、骨折や筋力低下などが原因となって動くことができなくなってくることは、認知症に発展する可能性も出て来る懸念も少なくありません。
そう考えると、メタボリックシンドロームだけではなく、ロコモティブシンドロームの予防においても、介護予防や認知症などの予防につながることが考えられるのではないでしょうか。
数字で見る骨と筋肉についての日本の現状:
日本国内の高齢化社会に伴って骨と筋肉に関係する症状や病気が増えて来ていることが報告されています。
今からご紹介するデータ報告は私も2年前に知ったために直近のデータではないかもしれませんが、骨粗しょう症は予備軍も含めると1,710万人程度いるといわれており、骨や筋肉、筋力とも関係が大きい変形性関節で、ひざをはじめとする関節部分に痛みが出来る症状や病気については2,530万人程度の人が患っているようです。
また、首から腰にかけて身体の真ん中を通っている骨の圧搾においても3,790万人程度と報告されているようですので、それらのことを考えると、いかに骨の周りについている筋肉が加齢と共に弱ることが主な原因となって痛みや骨折につながっているかがわかると共に、筋肉や筋力の低下を予防することの大切さが理解できます。
特に高齢者にとって、足の筋力の低下が、介護の入口になりかねないといわれていることも上記のデータからわかります。
骨折しない筋力低下予防と自分でできる確認:
骨は体内でつねに壊されてはつくられるという作業が繰り返されており、4年に1回程度で全て入れ替わることがわかっています。
骨も細胞も過去に食べてきた食べ物でつくられ、食べ物や食事が全てと言え、あとは筋力を低下させないように予防すること、そして関節の可動域を広げるように日頃からストレッチをするなど予防しておくことの3点が主な骨折予防におすすめであることを専門家は伝えています。
骨折しにくく予防をするには、自らの筋力の状態を知っておくことも大切です。
自宅でできる確認方法のおすすめとして、片足立ちで靴下がはけるかを確認することで、筋肉の状態がわかるそうですので、片足で立っている状態で靴下をはくのに苦労する場合は留意が必要といえるかもしれません。
歩くことだけでも筋力低下の予防となることや、特に階段を上がることや床ふきなどの掃除などは足の筋力を使用するために簡単にできる予防策といえそうです。
予防におすすめの食べ物や食事の栄養素:
筋肉と骨の低下予防におすすめな食べ物に含まれる栄養素としては、やはりカルシウムが知られるところではないでしょうか。
カルシウムはマグネシウムと共に働くために両方が必要といえます。
牛乳については諸説あるものの、消化しにくく、腸が強くない人にとっては注意が必要です。
他にもビタミンDやビタミンKも必要です。
ビタミンDを食べ物で取るには一定の魚が知られますが、太陽に毎日最低20分程度浴びることで体内でビタミンDが生成されるといわれますので、日光浴はおすすめといえます。
その他にたんぱく質もご存知のとおり、筋肉にも有効でおすすめです。
参考にした情報:
健康と医療のNPOイーマ定例会 2015年1月29日
「腰、ひざ、肩、首痛で医者にかかるべき疾病と自分で治せる症状」
白土英明医学博士
情報ページ:ビタミンDとは?
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2023年6月29日 更新