がんの原因を減らす予防に焦点を当てた食事におけるヒント
がんの原因を減らすということは予防の資質を高めることと食事の選択や心のケアにも心を配るということも大切になります。
また生活環境の中でパーソナルケアやホームケアへの心配りも必要になることにもつながります。
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がんにおける日米格差の近年:
近年経済とは別のところで日米格差が拡大している点もあります。
がんになる人が増えている日本では3.3人に1人ががんで亡くなる一方、がんで亡くなる人の数が右肩上がりから1990年頃を境に直近20年以上の期間において減ってきているアメリカとの格差が存在しています。
アメリカは政府による世界的で行なった大規模な研究とその報告が国民レベルでも広がりを見せた結果、がんが減ってきているといえます。
アメリカでは日本でも知られる食事と健康や医療についてのマクガバンレポートに続き、1990年に米国国立がん研究所によってがん予防に有効とされる植物由来の食べ物についてのデザイナーズフーズプロジェクトと、結果的に野菜を中心とする食事が健康的であることを示した報告のチャイナスタディーをはじめとする大規模な調査報告が功を奏していることが数値となり、がんを患う人の数が減って来ていると分析されています。
今でもパレオダイエットに代表されるように肉食ダイエットはトレンドではあるものの、農林水産省の「食料需給表」を確認する限りにおいても、1988年から1人あたりの1年缶の野菜消費量は米国においては右から上がりに増えているものの、その一方で日本においては右から下がりで野菜の消費量は減り続けていることがわかります。
抗がん作用がランク分けされたデザイナーズフーズピラミッド:
アメリカの国立がん研究所が1990年に発表したデザイナーズフーズプロジェクトの抗がん作用がランク分けされたピラミッドでは、世界で研究をしただけに私たちも納得できるような内容の食べ物が上位に位置しています。
抗がん作用が高い食べ物の中でも特に重要視されている食べ物の中には、日本でもおなじみのニンニクやキャベツ、ショウガ、大豆をはじめとする名前が並んでいます。
また朝のスムージーにもおすすめされているような人参やセロリなどのセリ科の野菜も最重要視されるピラミッドの頂点に含まれています。
その次のランクにおいてもタマネギやお茶、玄米、ターメリック柑橘類の果物、ブロッコリーや芽キャベツのようなアブラナ科の野菜が抗がん作用が高い食べ物とsて評価されています。
がん予防と食べ物の関係:
医師向けのテキストやマニュアルに記載されている最新版のがん予防やがんの患者向けの食品項目には下記のような興味深いことが記載されています。
・18〜30歳で約4.5キロ以上痩せた助成は30〜40代時に乳がんに発展するリスクが65%減少するとの報告。
・がんの30〜40%は適切なライフスタイルや食事で予防が可能で、特に下記のような食事の内容を心がけることがおすすめ:
−高食物繊維、食物全体をいただく、できれば有機や無農薬の野菜や果物、豆類、種子、小さい天然魚がおすすめ。
−カロリーを抑え、低栄養素やジャンクフードを制限し、キャンディーや炭酸ジュース類を制限する。
−ねぎ、タマネギ、ニンニク、ブロッコリーや他のアブラナ科の野菜を食べることも抗がん作用につながるためにおすすめの食べ物。
上記はアメリカで報告された内容のために体重の部分に関しての報告は日本とは差があるように思いますが、太っている場合には当てはまる可能性も考えられそうです。
食べ物で栄養素を補いきれない場合の補助食品としてのサプリメント:
あくまでも日頃の食事が中心であるものの、栄養素が不足しがちな場合の補助食品として、がん予防におすすめされている柱となる栄養素は下記のとおりです。
高品質のマルチビタミン&マルチミネラル、ビタミンD、DHAやEPAのオメガ3脂肪酸のフィッシュオイル、植物由来のアンチオキシダントなど。
食事以外で予防に関わる人生の要因:
食べ物以外でも予防に関わることは沢山存在し、下記が特に柱のような存在となることが報告されています。
思想、ライフスタイル、環境、睡眠、運動、解毒(デトックス)など
参考にした情報:
自然の癌予防サミット2016年5月16日
がん予防と自然療法について
マイケル・マーレー医学博士
医師のための自然療法ハンドブック p.178
マイケル・マーレー医学博士
今あるがんが消えていく食事 p.31-37
済陽高穂医学博士
情報ページ:ビタミンDとは?