臓器と感情を養って自律神経を整えること
臓器と感情は結び合っていて、喜怒哀楽など感情の種類によって臓器の納り処も変わるのだそうです。
臓器や心を養うのには春が適しているともいわれます。心や臓器を養うことは自律神経を整えることにもつながります。
感情と結びつく臓器?:
私たちが日々抱く感情は臓器とも密接に関係を持っていることを以前に知りました。
今迄にもブログではストレスによってホルモンに影響を与えたり、ストレスホルモンでも知られるコルチゾールなどについて触れたことはありますが、今回は感情と結びつく臓器についてと、自律神経の働きについても学んだことをお知らせします。
5月は5労の月とも言われるのだそうで、5つの臓器に影響を与える感情が存在することが報告されています。
・心臓:
多想心労とよばれ、心臓については、とりこし苦労の影響を受けるのだそうです。
つまり、とりこし苦労が多すぎる場合には心臓を傷めることが記されており、心臓の働きが気になる場合にはあまりとりこし苦労をしすぎないようにすることがおすすめといえます。
・肝臓:
多怒肝労という熟語があり、その字に表現されているように、怒ることが多いと肝臓に影響を与えるのだそうです。
ついつい怒りやすくなるのが一般的なことですが、肝臓のためにもぐっとこらえたり、右から左に通したりすることも大切なようです。
・脾臓(ひぞう):
多思脾労という言葉が存在し、あまりに考え事ばかりをしていると脾臓が疲れてくるという意味です。
脾臓の大切な働きの1つとして、血液をサラサラにするいわゆる浄化作用や調整の役割を担ってくれているのも脾臓の働きの1つとされています。
考え事をするのに適している時間帯があると報告されています。
朝の朝陽や日中の太陽が強い時間帯には考え事をしても良い方向に進みやすく後にも残りにくいのだそうですが、太陽が沈んでからの暗い時間帯には健康や睡眠だけではなく脾臓のためにも考え事をしすぎないことがおすすめといえます。
・肺:
多悲肺労ということばがあり、字のとおり悲しみが多いことは肺にも影響を及ぼすという意味になります。
・腎臓:
多憂腎労と呼ばれ、憂が多すぎると腎臓が疲れる原因にもつながるようです。
腎臓が疲れていると寝起きが大変になってきたり、お昼の食事を終えてしばらくすると眠くなってきたり、睡眠が思うようにとれなくなるようなことも報告されています。
自律神経と腎臓や副腎の関連性が影響をしていることが考えられています。
自律神経について:
内容と自律神経は大きな関係があるといわれています。
実際に自律神経の意味するところのなかには、身体の内臓機能をコントロールする神経系のことを自律神経系と呼ばれることからもつながりがわかります。
自律神経系の働きは多きコントロールすることも多く、体温や汗の調整や消化管の運動や排尿などまで幅広く働きを担ってくれているのが自律神経でもあります。
自律神経系は主に骨髄、脳幹、視床下部にある中枢によって活性化されていることからも、身体の真ん中を通っている部分が自律神経系とのつながりが深いことも共通点といえるのではないでしょうか。
参考にした情報:
心を養い生を養う一日一言 安岡正篤 p.80
ガイトン 生理学 第60章
自律神経系と副腎髄質 p.785