女性の副腎ホルモンや副腎疲労
女性の副腎ホルモンはいつも疲れているような感じの慢性疲労や副腎疲労と大きな関係があり、それらの原因や関連性、おすすめされる食べ物や食事が予防や改善のヒントになりそうです。
女性の副腎とホルモン:
副腎は小さな卵くらいの大きさしかありませんが、身体の中で沢山の大切な働きをしてくれています。
働きの1つで知られることとして、何かのストレスに直面している場合には、体内でそんな小さな副腎がホルモンを利用して対処してくれていることでも知られます。
働き者の副腎ではその分、それら働きを実行するために、ビタミンCやビタミンDをはじめとする栄養素を他の臓器よりも余計に使って対応することが報告されています。
女性に大切なホルモンも副腎とは切り離せない深い関係がありますし、下記のような症状が当てはまる場合には副腎が疲れている副腎疲労と関係があることも考えられそうです。
寝てもスッキリ感じない日々を過ごしていたり、いつもしんどい慢性疲労、消化不良、乾燥肌、低体温、記憶力や集中力の低下など。
私たちの身体は何かの病気になる前に様々なサインを出すことで、私たちに不調であることを身体が教えてくれることが多いといわれます。
特に女性で副腎疲労の場合には、下記のようなことがサインとして起こっていることが多いと専門家のリタマリー・ロスカルゾ博士は伝えています。
女性の副腎疲労で報告が多い症状例のサイン:
だるい、月経痛や周期の乱れがひどい、昼食後は眠い、ホットフラッシュ、すぐに疲れる、睡眠障害など。
ロスカルゾ氏によると、それらのサインは副腎疲労であることを身体が教えてくれているものとのことですが、その次の段階には下記のような症状が出始めることが多いとのことです。
すぐに眠くなる(特に昼食の後の1時間程度)、何もしたくなくなる、消化不良、女性特有の症状、セックスロスなど。
そして、消耗の段階まで到達すると下記のような症状が出ることが増えるようです。
朝からコーヒーなどのカフェインで目を覚ますことが必要、午後もカフェインや間食が必要、午後は睡眠が必要、寒気を感じることが多い、乾燥肌、うつ症状、体温不良、物事が覚えられないなど。
上記のような体調不良で病院で診てもらったとしても、一般的には疲れ過ぎや、何かもっと症状が出た場合に来るように伝えられることが多いのだそうです。
副腎疲労の場合のストレス管理方法のおすすめ:
慢性疲労や副腎疲労に関わらず言えることかと思いますが、身体にとってのストレスが原因となって体調を崩すことは珍しいことではありません。
そのような場合には下記のような対処方法をまずは試してみることがおすすめされています。
・まずはストレスの原因や根源を見つけて向き合う。
・ストレスを軽減できるようにヨガや瞑想、ゆっくり湯船につかったり、何かリラックスできる時間を確保する。
・食事を見直す(小麦粉や砂糖類などの食べ物を制限したり、たんぱく質を増やしたりする)
・身体が受ける環境ストレス(香りや殺菌などホルモンにストレスをもたらすものごと)を減らす。
食べ物でのおすすめ:
副腎疲労や慢性疲労の場合は特にいえることですが、朝からパンやシリアル等の炭水化物が多く占める食事や、血糖値が上がりやすい食べ物に多いグリセリック・インデックスが高い高GI値は副腎に負担をかけるだけではなく、食後2時間もすればまたお腹がすくために、間食を増やす原因にもなるためにおすすめできません。
朝からたんぱく質を豊富に含む食事がおすすめです。
また、色とりどりの野菜、海藻、発酵食品、DHAやEPAのオメガ3、ナッツ類の食べ物はよくおすすめされています。
また飲み物でも一日のはじまりに温かい飲み物、オメガ3をはじめとする脂質もおすすめです。
参考にした情報:
リタマリー・ロスカルゾ博士 ホルモンと女性のウェルネスサミット 副腎ホルモンのサポートの方法 2016年4月11日
情報ページ:オメガ3とは?