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乾燥肌と低体温の原因と共通点

2017年02月06日

肌と低体温の健康

乾燥肌と低体温の人は現代ではその数は多く、その原因には共通点があります。

いずれも腸内環境の改善がおすすめで食べ物や飲み物、それらの食事に含まれる栄養素の見直しが大切といわれていますが、どのような内容なのでしょうか。

乾燥肌と低体温の共通点と腸内環境:

乾燥肌というとスキンケアや化粧品で潤いを与えれば良いと考えるのは一般的なことですが、その本質は腸内環境に原因があることが少なくないことがわかっています。

また、一般的に健康な人の体温は36.5度前後と思われてきましたが、近年は特に女性においては多くの人が36度を少し上回る程度のいわゆる低体温かと思います。

たかが0.5度程度と思われがちですが、その差は大きく、一番は免疫力が大きく落ちるために体調を崩しやすく、ウィルスや病原菌が体内に入りやすくなることではないでしょうか。

乾燥肌と低体温には共通点があり、いずれも特定の原因によってマグネシウムビタミンB群亜鉛鉄分などの栄養素が不足しがちであり、その栄養不足の根源は腸内環境が十分でないことによって、食事をした際の食べ物や飲み物に含まれる栄養素が上手に消化や吸収されずに流れていることが考えられます。

食事をする場合の食べ物や飲み物には、ただでさえ土壌や環境などの変化によって栄養素が減っているために、栄養不足になりやすく、その結果として乾燥肌や低体温だけに限らず、慢性疲労や記憶や集中力低下をはじめとする体調不良の原因にもなっていると考えられています。

変わってきた食べ物を取り巻く環境:

昔に比べてアレルギー体質や体温低下、乾燥肌などになりやすくなっているのは、食べ物や飲み物を取り巻く環境が変わってきていることが一番の原因になっているともいえます。

ここ数十年だけでも食物を育てるための土壌はさまざまな要因からビタミンやミネラルの栄養素は減っていることが報告されています。

また自然界の食べ物そのものを食べたり飲んだりすることよりも、加工食品として食べたり飲んだり、熱を加えたりする機会が増えていることも明らかです。

最近アメリカで報告されて話題になったニュースの1つに抗生物質の使用についての現状があります。

使用されている抗生物質の全体の80%は人が体調不良の時に使うのではなく、私たちが食事で食べている肉類や乳製品の中にも含まれており、人間の治療に使われる量よりもはるかに多いことがわかりました。

肉類や乳製品をつくる飼育時に抗生物質やホルモン剤を使うことによって早く成長させたり、肉付きを良くしたり、動物の病気予防や治療などに使用されているとアメリカでは報告されました。

抗生物質は正しく使う場合には効果がありますが、一方で良い腸内の菌も死滅してしまうことからも腸内環境に影響を与えます。

抗生物質以外の私たちの食べ物を取り巻く環境の変化の中には食事の時に使用する食用油があります。

食事の際の食べ物や飲み物に使われる油については、工業用油ともいわれながらスイーツやスナック菓子などに多く含まれるトランス脂肪酸、キャノーラ油、コーン油、大豆油などが知られるところです。

100年前にはそれらの精製された油を使うことは7%程度だったそうですが、今では72%にまで増えたことで、体内細胞に変化が起き、消化不良を起こしやすくなったり、老化の促進、がん、糖尿、肥満、認知症などとの関係が生じているという報告もあるようです。

加工食品の中に含まれる油の多くは精製油ですし、食べ物を揚げるために使われる油の多くも精製油であることを考えても、そのような比率になっていることは理解できるように思います。

腸内環境の改善のためにできること:

ヒポクラテスは全ての症状や病気は腸から始まっていることを教えてくれました。

乾燥肌や低体温、慢性的な疲労やアレルギーなどあらゆる体調不良についても、腸内環境の改善や見直しをすることはどの段階においても大切でおすすめといえます。

腸内環境が乱れることによって、食べ物や飲み物に含まれる栄養素が上手に消化吸収されずにいることが、乾燥肌や低体温をはじめとする症状や病気につながっていると考えれば、その根源である腸内環境を良くしていくことがそれらの症状や病気を良くしていくことにつながるといえます。

腸内環境を見直したり改善するには、腸内環境を悪くしている原因をまずは知ることが大切ではないでしょうか?

その原因例として伝えられているのは、遺伝子組換え食品や農薬、抗生物質、小麦粉等に含まれるグルテン、精製糖、抗生物質を含む食べ物や飲み物の過剰摂取、食品アレルギーになる原因、ストレス、睡眠不足などが挙げられているために、それらを避けるような生活環境をつくることが低体温や乾燥肌、アレルギーをはじめとする症状にも有効と考えられます。

また、腸内環境を整えていくためにおすすめされる食べ物栄養素例として、発酵食品に含まれる乳酸菌プロバイオティクスやエサになるプレバイオティクス、Lグルタミン、酪酸(ラクサン)、ビタミンミネラル、消化酵素、EPAとDHAや植物性のオメガ酸、たんぱく質、アシュアガンダ、リコリス、ミルクシスルなどが挙げられています。

参考にした情報:

慢性ライム病サミット ジョセフ・メルコーラ医学博士 2016年4月11日

デビッド・パールマター医学博士からジョシュ・アクセ医学博士へのインタビュー 2016年4月6日

情報ページ:プロバイオティクスとは?

Lグルタミンとは?

酪酸(ラクサン)とは?

EPAとは?

ミルクシスルとは?

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