ダイエットの成功はカロリー計算や運動よりも食事?
ダイエットで成功するには運動よりも食事の内容を変える方が多くの人にとって楽といえます。
身体を動かしたり運動をしたりして汗をかいたりすることでカロリーは消費され、痩せたように感じますが、ダイエットの成功につながるかは別です。
カロリーとダイエット:
ダイエットというとカロリーを気にする傾向にありますが、カロリーを計算する熱量は不思議な点も存在します。
例えば、カロリーゼロをうたう飲み物と高いカロリーに分類されながらもダイエットの見方になる身体に良いとされる脂質を比較した場合に、ダイエットの成功に導きやすいのはカロリーゼロよりも脂質という報告もあります。
アメリカの報告の中には人工的に作られたカロリーゼロや低カロリーの食事やドリンクでは、結果的に逆に太りやすくなる場合も少なくないとの報告もあるようです。
また多くの専門家はダイエットを成功させるためには良質なたんぱく質だけではなく、良質な脂質を多く摂取することをおすすめしますし、カロリーだけでいうと決して低カロリーとはいえません。
そのためにダイエットを成功に導くためにはがむしゃらな運動やカロリー計算よりもロジックを理解することで多くのヒントを得ることができるといえます。
ダイエットの障害:
上手にダイエットを進めたい場合には、障害を取り除くことが近道でもあります。
その理由として、睡眠不足、アレルギー、慢性疲労、副腎疲労、便秘、低体温、甲状腺機能低下などが伴っている場合は、いくら運動をしても脂肪を燃やすのは大変で、それよりも先に疲ればかりが溜まってダイエットどころではなくなることも考えられるからです。
ダイエットの障害となりうるものには下記のようなものが含まれます。
・グルテンや小麦粉、炭水化物などの糖質:
低炭水化物やケトンダイエットなどを取り入れた食事は流行の中にありますが、健康そのものへの影響も考えた場合、その中でも小麦等に含まれるグルテンを控えるだけでも不要な脂肪は取れやすくなります。
炭水化物に関してはエネルギー源にもなりますので、量は減らしても継続して徹底した炭水化物抜きというのは必ずしも良策とはいえず、食事の際に炭水化物の内容や食べるタイミング、食べ合わせを活用することで最終的にはダイエット自体が不要になることも少なくない為におすすめです。
・ストレス:
ストレスがある場合、精神的なストレスであっても、運動のし過ぎ等の肉体的なストレスであっても身体は危機を察知して脂肪を溜め込んだり、いつも以上に食事で多く食べたくなったりするように働くことが報告されています。
肉体的な面では、ダイエットを頑張る時に長時間身体をいじめたり、休み無く毎日のように頑張りたくなりますが、経験された人の中にはいくら頑張っても体脂肪や体重が一定で止まったり、逆に増えることを経験されたこともあるのではないでしょうか?
ダイエットの成功には休む時間もとても大切であることがわかっています。
・寝不足や睡眠の質:
寝不足や睡眠の質が良くない場合にもダイエットは上手くいきにくくなります。
睡眠不足時はいつもよりも疲れやすく、食事や間食で食べる量も増えがちになる報告もあります。
とくにアレルギーや慢性疲労、副腎疲労、甲状腺機能低下、腸管漏れのリーキーガット症候群などを伴っている場合には7〜9時間程度の睡眠時間確保がおすすめで、それ以下の場合には疲れから日中に倦怠感や眠気が多くなるかもしれません。
・腸内環境:
便秘や下痢が続く場合、便秘薬利用による便秘解消をしている場合も含めてですが、健康的なダイエットの成功は大変といえます。
腸内環境を整えることはダイエット成功の一番の近道ともいえるかもしれません。
そのために腸内の物質が漏れる腸管漏れのリーキーガットを患っている場合は、何らかのアレルギーや慢性疲労などにつながることも考えられるだけに、まずは腸内環境の見直しをすることがダイエットの成功に最もおすすめです。
・アレルギー:
アレルギーを患っている場合は、上記でも述べてきたとおりで、アレルギーはダイエットの成功の妨げに大きく貢献しているといえます。
日本では花粉症を患う人が多く、花粉症もアレルギーの1つです。
花粉症の場合には、何らかの食物にアレルギー反応があることも考えれます。
まずは小麦粉などに含まれるグルテンや、乳製品を使用した食事を控えてみるなどアレルギーの原因になる食べ物を特定することがおすすめです。
・添加物、農薬、汚染物質、カビ、ウィルスなど:
これらは直接的にダイエットを成功に導く要因にはなりませんが、アレルギー予防や身体の機能がスムーズに働くために大切な要素となります。
上記の多くは運動に関わることやものよりも、食事に関係している点の方が多く存在しています。
一時的にダイエットに成功して身体が不調な状態が続いていれば、健康とはいえず、長い目で見直すことがおすすめです。
参考にした情報:
ザ・アドレナル(副腎)・リセット・ダイエット(書籍原文)
前書き部分
アラン・クリスチャンソンナチュロバシック医学博士