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慢性疲労と副腎疲労の症状の差や見分け方

2016年12月21日

疲労予防で健康

慢性的に疲労感を感じる慢性疲労は多くの人が抱える症状です。

副腎疲労も重ねっていることも多いために、副腎疲労そのものの見分け方と予防におすすめされる報告から健康のヒントを探ります。

慢性疲労と副腎疲労の違い:

日本でも多くの人が副腎疲労に陥っていることが指摘されるものの、あまり耳にしないかもしれませんが、国民の8割もの人が人生の中で副腎疲労による慢性疲労を経験するとアメリカでは見積もられています。

慢性疲労はその言葉のとおり、慢性的に疲れている状態という意味ですが、副腎疲労とは腎臓の上に卓球のボール大の大きさを左右に乗っている副腎が、疲労した症状にあることを意味し、疲れと大きな関係を持ちます。

医療としての診断は難しいとも考えられているものの、副腎疲労は副腎の働き過ぎによって十分なホルモンやエネルギーの生産がされなくなることや、血糖値の規制がなされにくくなったり、ストレスへの反応がなされにくくなることなどが原因で慢性的な疲労が溜まるようになると考えられています。

副腎疲労の原因の例:

副腎疲労の原因として良く報告される代表例の中に、下記のようなものがあります。

・副腎は精神的や身体が何らかのストレスが続いた場合、 継続的なダイエットや運動のし過ぎ、動き過ぎなど

・長く続くホルモンバランスの崩れ ・長く続く睡眠不足、

・長年のアレルギー症状、

・食べ物による影響

・腸内環境の乱れ

など

ストレスは多くの症状や病気にも関わることが明らかになっている一方で、現代社会は昔に比べて多くの国においてストレスレベルが高止まりしていると伝えられています。

昨年アメリカで行なわれたストレス度調査では、成人の4人に1人に近い24%の人が今までに過度なストレス値を経験するも、ストレスに対応する為の行動の時間を取らなかったことが報告されています。

偏見かもしれませんが、O型が多く、以前は少なくとも楽観的にものごとを考える人が多かったアメリカですら4人に1人ということは、日本ではその数はもっと多いことも考えられます。

また何かをやり遂げるために十分な時間やエネルギーを確保することは以前に比べて大変で、それもストレスや慢性疲労、副腎疲労につながっているのかもしれません。

副腎疲労の症状例:

慢性疲労とは違う副腎疲労では下記のような症状が報告されています。

幅広いものの、いくつも当てはまる場合は可能性が上がることが考えられます。

・食欲不振

・体重の増加や減少 食べても痩せたり、食べなくても増えたり、いくらダイエットしても体重や体脂肪が減らないなど

・一日中疲れがある

・ハイパーテンションになる

・ランチの後は特に起きているのが大変

・脳機能低下(集中力や記憶力が落ちる)

・カフェインや砂糖類に頼っている

・運動をするとすごく疲れる

・消化がしにくく胃腸やお腹が張る

・ゲップやガスが出る

・低体温

・乾燥肌や、肌荒れ

・手足が冷たい

・夜になると呼吸が乱れやすい

・不眠

・鼻炎

・立ち上がる時にめまいがする

・少しの上り階段でも足が重くなる など

簡単なセルフチェックの方法:

あくまでもヒントであり、完全な副腎疲労を見極めるための方法ではありませんが、副腎疲労時では血圧が上がりやすく、下がりやすいことからも、気になる場合は下記のようなセルフチェックを試してみてはいかがでしょうか。

ラクランズテストと呼ばれる方法ですが、4分程度寝転んでから立ち上がった時にふらつきが有るかを確認するというものです。

副腎疲労の場合、血圧が6〜10ポイント程度ブレが生じるといわれることを利用した確認方法です。

疲労予防に関係する食べ物や生活習慣のおすすめ方法については、近日中にご紹介したいと思います。

参考にした情報:

副腎疲労についての動画

エリック・バーグ医学博士

2016年6月29日

副腎疲労を乗り越える

ヘザー・デイン

プライスポッテンガージャーナル P4~12 2016年秋号 Vol.40/No.3

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