帝王切開出産の子供と健康におすすめ
帝王切開出産した子供が増えるにつれて、調査でいくつか明らかになってきたことが報告されています。
帝王切開での出産の健康についておすすめされていることをご紹介します。
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帝王切開での出産の増加:
子供を産む場合に、34%の人が帝王切開での出産を選択しているアメリカ。
以前に比べて帝王切開での出産が徐々に増えてきているようですが、その一方でそれらの子供の成長と共に見えてくる課題もあるようです。
抗生物質と腸内環境:
抗生物質の乱用については日本でも課題になっていますが、アメリカでは国内で使用される抗生物質の70%もが、人間以外に使用されている現実があります。
それらの多くは人間が食べる肉類を飼育する際に使用されることが多く、抗生物質を多く含んだ肉を食べることで人体への影響についても報告されてきています。
帝王切開と抗生物質:
帝王切開で生まれた子供が成長して大人になった場合に、一般的な出産と比較すると、下記のようなリスクが増えることが報告されています。
・腸内環境が乱れやすい、
・身体を覆う菌の集合体のマイクロバイオームが乱れやすい、
・アレルギー体質になりやすい、
・肥満になりやすい、
・甲状腺や心臓機能に症状が出るリスクが増える、
・糖尿病についてのリスクが後に増える
など
それらの報告がニュースになる度に、専門家の中には帝王切開で子供を出産する時に使用される抗生物質との関連性について指摘する声も増えています。
その場合、生まれた子供には粉ミルクよりも母乳でできるだけ育てることがおすすめされる理由として、乳製品についてのアレルギー予防が考えられています。
また、母体と子供の両方に腸内環境の改善をおすすめする専門家も多く、抗生物質を利用した肉類の食べ物を減らし、野菜や発酵食品、良質な油やプロバイオティクスを増やすことが挙げられています。
ただし、カンジダ菌が過剰な場合には発酵食品も含む乳酸菌やプレバイオティクスが邪魔をすることも考えられるために何でも大丈夫という訳にはいきませんが、出産をしてからでもできることは多く、子供の成長期だけではなく、大人になってからでも腸内環境を整えることで、多くのことを予防できたり改善できたりすることからも、健康維持のためのヒントになるのではないでしょうか。
参考にした情報:
マイクロバイオーム・メディスン・サミット
「女性の健康とマイクロバイオームの関連性について」アビバ・ロム医学博士 2016年3月2日
「ヒーリング・ザ・ガット」ジョシュ・アクセ医学博士 2016年3月3日
情報ページ:プロバイオティクスとは?