血糖値やインスリンと糖尿病に食べ物で予防
血糖値やインスリンと関わる糖尿病は日本でも増えていますが、人口の半分にあたる約50%もの人が少なくとも米国では糖尿病の前段階にあるとして、多くの専門家によって食べ物や生活習慣で予防できるように啓蒙活動が活発に行なわれています。
血糖値やインスリンを挙げにくい食べ物も含めてご紹介します。
血糖値やインスリンを上げて糖尿病に近づける食べ物:
アメリカでは成人の70%以上の人が適正体重を上回る体重過多といわれていることもあって、糖尿病の前段階に数えられる人の数は成人人口の半数にものぼると報告されています。
日本では太っていない割に糖尿病の前段階の割合がアメリカより少し下回る程度の位置にあるのだそうです。
その理由の中には、パンや麺類、お米の食べ過ぎなどいわゆる食事に含まれる炭水化物の割合が多くなりすぎていたり、炭水化物が食事の中心になりすぎていることが指摘されています。
大阪府か大阪市、香川県など、粉ものにお米という組み合わせの食事を避けるように言及される自治体もあります。
東京以西は更に食事に占める炭水化物の割合が多く、糖尿病を患う割合も高い位置にあるようです。
日本人の主食はお米といわれますが、アメリカではお米の代わりにパンが多く、米国政府の一日の炭水化物のおすすめの摂取量は40〜60gです。
多くの専門家はその量では多すぎるだけではなく、政府がわざわざ糖尿病になるためにお膳立てをしているようなものというような皮肉の言葉まで多く聞かれます。
パン、麺類、お米などは血糖値やインスリンを上げやすいために、量を加減するか、少なくとも食事の最後の方にもってくることがおすすめされています。
特に食事の最初に食べる食べ物が血糖値を上げにくい糖質が少ない食べ物にすることで、少しでも予防をするようにとの指導もきかれます。
日米に関わらずいえることですが、血糖値やインスリンも大切ですが、パンや麺類に含まれるグルテンは糖尿病の近道になるだけではなく、腸管漏れのLGS(リーキーガットシンドローム)や自己免疫疾患、甲状腺機能低下症、アルツハイマー型認知症、自閉症などにも関係するとの報告です。
多くの専門家はグルテンを含む食べ物に敏感になっているといえますし、自己免疫疾患や甲状腺疾患がある場合はグルテンを1回食べる度に3〜6ヶ月間影響が出るとニュースになったこともあり、慎重になっているように思います。
砂糖類と糖質:
パンや麺類、お米も正しくは炭水化物でも糖質に属すこともあり、ひとまとめにされて血糖値やインスリンを上げる食べ物に分類されるようです。
それら以上に糖尿病だけに関わらずダイエットやエイジングケアなどの予防も含めて敬遠されているのがコーンシロップや人工甘味料を多く含む食べ物といえます。
コーンシロップや他の甘味料も含め、それらを含む食べ物は世界保険機構のWHOでもジャンクフードに分類されており、数年前にもそれらの食べ物はタバコよりも害があると避難されていました。
血糖値を上げることを嫌う専門家の多くにとっては、甘い果物も要注意食べ物のリストに入れています。
かといって全く食べないというのもストレスの原因になることからも、もしも食べる場合は食後すぐに食べる方が空腹時に食べるよりも血糖値が上がりにくいことからも認知されているようです。
おすすめされる食べ物?:
一方で近年おすすめされる機会が増えているのが、今までの野菜類に加えて、たんぱく質や良質な脂肪である脂質です。
たんぱく質も脂肪も直接血糖値を上げないことや、正しいダイエットやエイジングケアでも評価されている栄養素です。
多くのたんぱく質は動物性であることが多い為に、お肉を食べない食事を中心にしている人は、たんぱく質が少なく一方で血糖値やインスリンにつながる炭水化物が増えがちですので、留意が必要といえます。
更には共に腸管漏れのリーキーガットシンドロームや甲状腺機能低下症などにも無関係であるどころか、たんぱく質と正しい脂質を食事の中に多く取り入れることで、予防や改善につながることからも推奨されています。
正しい油や脂質というと、最近ではココナッツオイルオイルやエゴマ油、亜麻仁油、MCTオイル、ヘンプオイル、ごま油、EPAやDHAのフィッシュオイルのオメガ3脂肪酸、バターやギーなどが知られるところです。
食べ物以外:
食べ物以外では睡眠時間と質の確保がよくいわれます。
日本は世界の中でも睡眠時間が短いことで知られます。
アメリカの多くの専門家はどんな人でもできれば7〜8時間程度の睡眠時間を確保する様、促しています。
また、甲状腺機能低下症や副腎疲労、自己免疫疾患などを患う人は朝からだるかったり、眠かったりすることからも8〜9時間強の睡眠が必要な時期もあるようですし、血糖値が高い人や糖尿病を患う人も睡眠の質は外せない重要なところにあることがわかります。
ある調査報告では糖尿病を患う人とそうでない人の差の中に、足の筋肉の強度に差があることが報告されていました。
糖尿病にかかりにくくするために、特に足の筋力を落とさないようにおすすめする専門家も少なくないとのことでした。
参考にした情報:
糖尿病サミット2016(米国開催)