副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)や慢性疲労か知りたい
アドレナル・ファティーグという単語を良く耳にするアメリカに対し、日本語である副腎疲労という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。
似たイメージの慢性疲労症候群と聞くと何となく想像しやすいのではないでしょうか?
副腎疲労や慢性疲労の人の数は日本でもとても多いように思いますが、専門家による見分け方クイズが公開されていますのでご紹介します。
なぜ副腎?
なぜ副腎かというと、何かとストレスが多いといわれる現代社会ですが、副腎はそのストレスの影響を大きく受ける上に慢性的なストレスを一手に引き受ける臓器で、健康を左右するホルモンとも密接に関係していることからも、現代生活に関係が深いことが脚光を浴びる理由ではないでしょうか。
ストレスは意識的な部分と、無意識のうちに受けているものもあり、精神的な部分以外に肉体的なストレスも含まれます。
肉体的には日頃の睡眠不足や大気汚染、運動なども含まれ、例えば運動であればダイエットのために何かを毎日頑張ることで、無意識のうちに身体はストレスと感じ取っている場合は副腎に負担となるだけでなくダイエットにも逆効果で、ストレスを感じた身体は体脂肪を貯めやすくしていることが報告されています。
また、毎日の運動をしすぎの場合は体内の活性酸素を発生させるだけでなく、疲労(アドレナル)がストレスを受けることによって、他の臓器よりもビタミンCや、ビタミンDなどの栄養素をより多く消費することもアドレナル・ファティーグで知られる副腎疲労や慢性疲労の原因にもなっていると考えらています。
副腎疲労や慢性疲労かどうか?
副腎疲労や慢性疲労は身体から出されるサインは多くあるとはいえ、広範囲な上に何か簡単に判断できる明確なサインが出るわけではないために放置されていることが多いようです。
そのために専門家で自らも慢性疲労や副腎疲労を体験をされたアラン・クリスチャンソン医学博士が下記のようなクイズ形式で公開しています。
実際のページではそれぞれの質問に当てはまる点を(ない、週、日、一日数回)の中から選択して送信ボタンを押すことで教えてくれます。
・心配や不安を感じる
・筋肉の弱さを感じるようになった
・皮膚や爪をかじる
・胸焼けがする
・うつ症状になりやすい
・睡眠の質が良くない
・頻尿
・ため息が多い
・そわそわ、せかせか、もじもじ、貧乏ゆすりするなど
・アレルギーの悪化
・集中力の欠如
・目のぼやけやかすれ
・頭痛
・集中力の欠如
・高血圧や低血圧
・短気、怒りやすい
・一日中だるい
・あごに痛み、噛み合わせが悪い、歯ぎしり
・顔のむくみ
・顔に汗
・楽しみや情熱の欠如
・休憩中に心臓が高まる
・記憶力の低下
・寒さに適応しにくい
・身体の中心部の肥満
・午後に疲れる
・筋肉のけいれん
・ガスやゲップ
・首の凝りや筋をちがえる
・時間的に不定期な排泄
・明るい照明に敏感
・食事が遅れることで短気に
・手の震え
・関節痛や筋肉に違和感
・毎朝必ずコーヒーが必要
・むかつきや吐き気
・便秘
・塩分を含む間食
・油など重いものの間食
・スイーツ間食
・脱水症状
ご覧のように何となく当てはまることも多いのではないでしょうか?
慢性疲労や副腎疲労の治療を得意とする医師のエリック・バーグ博士は自分で判断しやすい簡単な検査を教えてくれています。
ラクランズテスト:
4分程度寝転んでから立ち上がる。
立ち上がった時にふらつきが有るかどうか?
もしあれば副腎疲労時は血圧が6〜10ポイント下がるか上がるために可能性があるとのことでした。
これらはあくまでも目安であるために、気になる場合は専門医の受診をおすすめいたします。
参考にした情報:
副腎疲労クイズ: http://adrenalquiz.com/
その他:エリック・バーグ医学博士の「副腎疲労」レクチャービデオ アクセス日:2016年6月29日
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2022年11月21日更新