慢性疲労や便秘に手足の冷えと甲状腺におすすめ
睡眠を十分に取ったのに疲れやすい、便秘や手足の冷え、集中力や記憶力の低下、肌荒れ、体重や脂肪が落ちにくい、不安や心配になりやすいなどの中でいくつか当てはまる場合は、甲状腺や腸管漏れのLGS(リーキーガットシンドローム)のサインかもしれません。
特に甲状腺はわかりにくいために早めの対策がおすすめです。
先日のブログ記事で、「甲状腺のセルフチェックと女性ホルモン」の中で、甲状腺機能の低下に共通する症状の共通点やサインにも記しましたように、慢性疲労や便秘、体重や脂肪が落ちにくい、感情がブレやすい、手足の冷えや低体温、集中や記憶力の低下等は甲状腺だけはなく、腸管漏れや自己免疫疾患、橋本病などとも共通した点があり、中には甲状腺の検査でも内容によっては正常範囲内に入っていたり、しておくべき項目が検査の中に含まれていないことも多いために注意が必要と言われています。
甲状腺については、あまり聞き慣れないかもしれませんが、日本の女性の多くは甲状腺に関連する症状を複合的に経験することも多い上、現にアメリカでは2500万人もの女性が甲状腺に問題があるものの、その50%以上の人は何となく体調が万全ではないとは思いながら生活しているだけで気づいていないことが多いことが報告されています。
甲状腺が原因とわかっている人もわかっていない場合でも、上記に記した症状のいくつかに当てはまる場合におすすめなのが、甲状腺や女性ホルモン、LGS(腸管漏れを示すリーキーガットシンドローム)などが専門でありながらご自身も甲状腺の病気を長年患った経験をお持ちでベストセラー本もあるエミー・マイヤー医学博士によって公開されていますので、とりわけ日本でも当てはまるいくつかを下記にご紹介します。
甲状腺機能(腸管漏れのリーキーガットシンドロームにも)おすすめ:
・睡眠の確保。
一般的に7〜8時間の睡眠を確保することがおすすめされますが、甲状腺の場合は毎日8〜10時間。
・腸内環境を整える。
良い腸内細菌と消化機能は健康に欠かせない。
・食事でグルテン(パンや麺類、スイーツなどの小麦などに含まれるたんぱく質)で抜くグルテンフリーダイエットにする。
グルテンが腸内で消化できずに炎症を増やしていることが報じられると共に、昨年にはハーバード大学の研究で誰もグルテンを消化できる酵素を備えていないことが報告されました。
・アブラナ科の野菜に注意する。
・ビタミンD、ビタミンB、ヨウ素、亜鉛、セレン、チロシン、鉄分などを含む良質なマルチビタミン&ミネラルを選ぶ。
・副腎疲労はストレスホルモンのコルチゾールとも関わるため、楽しめるストレスの逃げ場を用意する。
・太陽の光の恩恵を受ける。
とりわけ朝陽を浴びて身体が起きると幸せや睡眠に関するホルモンのセラトニンやメラトニンが出やすい身体になる。
特に便秘気味の女性は腸内環境の低下でセラトニンやメラトニンの値が低い場合が多い為に日光浴はおすすめといえます。
参考にした情報:
エミー・マイヤー医学博士
2016年5月10日付けブログ(アクセス日:2016年6月13日)
Things you can do to improve your thyroid function.