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快適な睡眠を味方にする脳神経と脳内物質セロトニンのヒント

2016年04月27日

健康な朝

 

不眠症をはじめとする睡眠は脳神経と脳内物質の特徴を知り、生活の中でちょっとした変化やリズムを見方にすることで改善することが期待できるようです。

脳神経と不眠外来でセロトニンを熟知する先生から睡眠と脳内物質のヒントを探ります。

 

先日は快適な睡眠と不眠症解消に、脳神経と元気を司る脳内物質セロトニンについてご講演いただいた有田秀穂先生から頂いた快眠のヒントを良質な睡眠や元気で明るい脳内セロトニンを増やすおすすめの方法とは?にてご紹介しました。

快適な睡眠、あるいは不眠症の改善のためには、脳内の物質である朝のセロトニン活性、夕方の愛情ホルモンのオキシトシン、そして夜のリラックスホルモン物質のメラトニンを時間軸でとらえ、日々の生活に落とし込むことの大切さとそのヒントをお伝えしました。

 

特に睡眠と大きな関わりを持つセロトニン神経は朝をはじめとする日中の時間の使い方が大切で、意識的にリズムをつくることが最も効果的であることを学びました。

具体的には、太陽の光を取り入れる事の大切さを踏まえ、歩いたり軽いジョギングの際に意識的に自然のある場所を利用し、意識的にリズム感と集中をすることが大切ということでしたし、家の中ではスクワットや自転車こぎ、簡単な瞑想や座禅、チューインガムの利用、1人カラオケやダンス、食事の時に30回噛みながらリズムをつかむことで脳神経や脳内の物質が整ってくるというのは、やる気さえあれば多くの人にとっては難しいことではないために、貴重なヒントとなったのではないでしょうか。

 

つい先日もご紹介したストレスホルモンのコルチゾール(ストレスは副腎皮質からストレスホルモンのコルチゾールを分泌して不眠症やうつ病などを誘発する原因となる)は脳内や神経と関わりがあることからも、睡眠とのつながりもあることがわかります。

また、有田先生が言われた印象的な言葉の中には、「人間の2大ストレスは依存症と逆恨み」ということについても、コルチゾール値やストレスに結びついていることがわかりますし、ストレスがあることでセロトニン神経を抑制することは報告されているためにストレスがいかに睡眠や脳に深く結びついているかが伺えます。

 

先日ご紹介した上記以外にも睡眠や脳神経、脳内物質セロトニンを良い方向に導いてくれる事やモノを教えていただいていましたのでご紹介します。

簡単にできることは食事での咀嚼やチューインガムですが、他に愛情ホルモンのオキシトシンを増やす好きな人やペットとの触れ合い、肩たたき、ペットのじゃれ合いなどはできる人も多いと思いますし、逆に睡眠導入や熟睡の妨げとなる夜の時間帯のテレビ、明るい照明、パソコン、スマートフォンなどの利用には注意が必要で、睡眠や脳の多くの専門家はそれらの夜の使用について十分に注意するように促しています。

お風呂は意識的に睡眠の2時間以内にもってくることで、お風呂から上がって体温が落ちるまでの時間を家族との団らんや好きな雑誌や本を読む時間に充てることなどが心地よい睡眠につながってくることが報告されています。

 

現代の住環境や食生活は、先人がしてきた生活とは大きく異なる割には、身体はそれらの変化に対応できていないということを知ること、そして快適な睡眠をするためには現代生活の流れに身を任せすぎずに、見直す点は見直すことを意識的に行なうことの大切さを教えていただいたように思います。

 

 

ソース:

平成28年4月15日

NPO法人日本健康促進機構イーマ第129回定例会

元気を司る脳内物質セロトニン

~薬を使わないヘルスケアを全ての人へ~

有田秀穂医学博士

同先生が代表を務めるセロトニンDojo連絡先:

http://www.serotonin-dojo.jp

 

オメガ3とオメガ酸

 

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