病気予防や治療時におすすめの本
健康維持、病気の予防や治療時にも是非おすすめしたい本があります。おすすめの理由として、現代は日本でも3人に1人はがんになる時代ですが、がんだけでなく多くの病気や症状の不安から少しでも離れたい人にとっても、有益な情報が豊富に書かれている内容であると共に、誰にでも実行ができることが多く記載されている点、多くの症例を偏見なく分析したことが挙げられます。
時々「このサプリメントを飲めば治りますか?」という質問をいただくことがあります。
私たちの健康は日頃の食べ物や栄養素だけに限らず、生活習慣や環境、ストレス、睡眠、考え方、身体を動かすことなどの多くのことがからみ合っています。
そのために症状や病気、それらに関わる栄養素や食べ物などに焦点を当てるだけではなく、他の要因にもなっている身体全体を観ることが大切といえます。
その中の1つが食べ物に含まれる栄養素であり、サプリメントはそのために栄養補助食品と分類されています。
私たちの身体が食べ物や栄養素だけにとどまらず、いかに多くのことが影響しているかを教えてくれ、健康的な生活に多いにヒントとなる内容がふんだんに記載されている本ですので、是非1人でも多くの方に読んでいただきたいと思いました。
がんが自然に治る生き方?
本のタイトルは「がんが自然に治る生き方」なのですが、アメリカでベストセラーとなり、和訳されたものです。
著者はニューヨークにあるがんセンターの小児病棟でボランティア活動をした後、カリフォルニア大学大学院の修士課程において、がん患者へのカウンセリングを専門に学ばれたクリス・ターナー氏によって書かれた本です。
彼女はがんが治った人1,000件以上の症例を分析し、なぜ彼らががんを克服したかを追求すべく、実際に日本を含む10カ国以上100人以上の人たちに時間をかけて会いに行き、インタビューを遂行した上で、症例について詳細に分析をした結果、「劇的な寛解」に大きく関係する75の共通点を発見したのだそうです。
その中から、特に共通する上位の9つの事柄について本にまとめています。
劇的な寛解に共通した9項目:
その本には、それらの9つの共通点について1項目毎に詳細が書かれていると共に、私たちが実践しやすいように要点もまとめてくれています。
詳しくは本を読んでいただくことをおすすめしますが、がんから解放された彼らが実践した9つの共通点は下記の通りです。
1 抜本的に食事を変える
2 治療は自分で決める
3 直感に従う
4 ハーブとサプリメントの力を借りる
5 抑圧された感情を解き放つ
6 より前向きに生きる
7 周囲の人の支えを受け入れる
8 自分の魂と深くつながる
9 「どうしても生きたい理由」を持つ。
上記でもおわかりのとおり、病気の予防や治療にいかに食べ物や栄養素だけではなく、精神的な点や考え方の影響を私たちが受けやすいかということがわかります。
ケリー・ターナー
「がんが自然に治る生き方」
プレジデント社