グルテン過敏症とアレルギー反応におすすめ
グルテンに過剰な免疫反応をし、炎症を起こして体内で腸や脳を含む他の部位にも移行するグルテン過敏症は日本でも増えているようですが、その原因は主に品種改良された小麦の食べ物にあるように伝えられています。
外がカリカリして中はもちもちした粘りのあるパンや麺類、デザートをはじめとする加工食品をおいしくいただけているうちは良いのですが、時にグルテン過敏症や腸管漏れで知られるLGS:リーキーガットシンドローム(症候群)、それにグルテン過敏症から先導され得る小腸を傷つけて自己免疫疾患の状態が続くセリアック病まで発展することもあるようです。
日本を含む先進国で特に増えているLGS:リーキーガットシンドロームは、グルテンや他の原因で、本来細かく締まっているはずの腸管が緩んで、穴が開いたような状態になることで腸の外に出てしまう状態といえます。
グルテンは腸だけではなく、腸と大きくつながっている脳の壁も通ることができることが報告されています。
数々の調査では関係する症状として、偏頭痛、うつ、精神分裂症、てんかんや発作、自閉症、ADHDなどがあるのだそうです。
食べ物と栄養素のおすすめ:
日本でもベストセラーになった「小麦を食べるな」の著者で世界的に知られるアメリカのデイビッド・パールマッター医学博士が書いた他のベストセラー本である英名「Grain(麦)Brain(脳)」の中に、同博士の患者さんにおすすめしている方法で改善された例が書かれています。
食べ物と栄養についてですが、まずはグルテンを食べないグルテンフリーの食事をおすすめし、その上でプロバイオティクス、レスベラトロール、ビタミンD、DHAやEPAのオメガ3脂肪酸がおすすめされています。
子供を有無予定や、妊娠中、授乳中など赤ちゃんがいる場合は、粉ミルクではなく母乳のほうがグルテン過敏症や他のアレルギーに発展しにくいことからもおすすめであることが書かれていますので、気になる方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
Grain Brain デイビッド・パールマッター医学博士