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認知症や痴呆症予防におすすめ

2015年11月20日

疲労と健康

 

認知症や痴呆症と診断される人の数は日本でもはじめとする先進国では特に共通の課題として認識されてきているといえます。

 

認知症、アルツハイマー、パーキンソンをはじめとする脳と深く関わる疾病をいかに予防し、未然に防ぐかはその人の人生においても大切なカギになるともいえます。

 

 

脳の予防は腸から考える?

 

近年のアメリカでは特に言われる機会が増えていることですが、認知症や痴呆症などの脳に関わりがある病気を予防する時は脳を単体に診るよりも、まずは腸の状態を診ることの大切さを耳にします。

 

それは腸の状態が悪い時は腸内環境だけにとどまらず、第二の腸とも呼ばれる脳の健康に影響が出ること、又は、脳以外にも眼や、口内環境のバクテリア菌も腸とのつながりがあることからです。

 

そのために腸内細菌や腸内フローラ、善玉菌といった最近よく聞く言葉や、便通の状態などが脳を診る上でも大切になってくるようです。

 

 

脳と腸に関わる食べ物や栄養素のおすすめ:

 

腸内は多くの菌が存在するためにも、腸内環境を健康に保つように野菜や果物、植物や海草類などから食物繊維や食物酵素、発酵食品に含まれる菌や栄養素、乳酸菌を含む食べ物、身体に良いとされるDHAEPAなどのオメガ3脂肪酸などが脳にも予防の観点から考えてもおすすめの食べ物といえます。

 

一方で腸内細菌の質を低下させやすい古い油や質の悪いトランス脂肪酸などをはじめとする油が含まれる加工食品などには注意が必要といえますし、食べ物以外にも大きなストレスは腸にも影響があることでも知られます。

 

 

予防におすすめのビタミンD

 

日本ではあまり人気が高いとはいえないビタミンDも近年は脳の予防でも人気の栄養素として海外では知られます。

 

最近でも認知症や痴呆症にも関わる脳の認知低下の1つにビタミンD不足も原因としてしばしば報告されています。

 

つい先日も大学と研究機関が調査した382人の男女を対象とした調査では、参加者した男女の血液内ビタミンD値が低い人が多く、ビタミンD値が低い場合に認知機能の低下にも影響していることが報告されました。

 

ビタミンDは太陽のビタミンとも呼ばれるだけに骨やカルシウムとも大きく関係しています。

 

以前は一日20−30分の太陽の光を浴びれば体内で十分なビタミンDが生成されるといわれてきましたが、最近ではそれでもビタミンD値は不足しているとも言われることからも、日本でも日光浴を満喫することは身体共に認知や痴呆をはじめとする予防につながることがいえます。

 

日中に外で時間を過ごすということは、太陽の恵みをいただくだけでなく、人とのコミュニケーションも生まれやすく、脳にとっても一石二鳥と呼べるのではないでしょうか!?

 

 

JAMA Neurol. 2015 Sep.14.

“Vitamin-D Status and Rates of Cognitive Decline in a Multiethnic Cohort of Older Adults.”

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