アレルギー喘息予防におすすめ
今や世界で共通する慢性病の1つとなった喘息(ぜんそく)ですが、2012年の10月の時点ではWHO:世界保険機構の発表で世界で2.5億人、喘息の人口が多いアメリカでは統計の発表では約2,000万人で、日本国内でも一般的なアレルギー自体が増えていることからも多いことが予想されます。
喘息アレルギーにおすすめな生活や食べ物などについて、近年アメリカで急増中の自然療法も治療に用いる医療従事者のナチュロパスドクターで指折りに選ばれるアミンダ・シンとリンジー・ファースティン博士は下記のような方法をおすすめしていますので、ご紹介いたします。
喘息については、原因はさまざま取り上げられていますが、その中でも遺伝的な部分よりも可能性が高いとされるのが、免疫や環境に関連する要因なのだそうです。
生活習慣の中では、日頃の食べ物で発生する食品アレルギーや、植物に関わる植物アレルギー、家庭内でもよく使用される日用品に含まれる化学物質、受煙、環境汚染、呼吸器を通じての感染などが個人差はあるものの引き金になることが多いようです。
喘息の症状で良く知られる一般的な点として、慢性的な咳や、呼吸の際にゼイゼイと音がする、呼吸の苦しさ、胸が締められる感じなどが挙げられますが、それは気管支や気道へのさまざまな刺激やそれらの反応が関連し、絡み合って肺に慢性的な炎症が発生すると伝えられています。
喘息の予防やリスクを下げるために二人の専門家がおすすめするのは、まずは食べ物で抗炎症作用を持つ特にビタミンCを豊富に含むシトラス系の果物や野菜の摂取をおすすめしています。
他にも抗炎症力が高い新鮮な刺身等のオメガ酸の脂肪酸で魚に含まれるDHAや、EPAを豊富なフィッシュオイル、ショウガ等をおすすめしています。
喘息に関連するおすすめの栄養素として、ヒスタミン値を下げたりシトラス系果物に多いことでも知られるビタミンC、体内で300以上の酵素と関係して働く二大ミネラルの1つで知られるマグネシウム、青魚の刺身に多いフィッシュオイルのオメガ3脂肪酸、海藻に多いケルプ、一定の果物や野菜に含まれるポリフェノールフラボノイドなどの抗酸化(アンチオキシダント)物質、活性酸素と関連性が高い免疫物質などが含まれています。
特に喘息を引き起こさないためにも生活習慣では睡眠不足やストレスに心を傾け、健康に影響を与えやすい日用品に気を配り、多くの加工食品に含まれる炎症誘因力が高い油の質に注意することがおすすめとのことでした。
Crowly LV. An Introduction to Human Disease. Sudbury: Jones and Bartlett;2010.
米国喘息財団(American Asthma Foundation)
TSL for Doctors and Patients 70-72: Vitamin and Mineral Treatment in Asthma, Best of Naturopathic Medicine.