腸炎の赤ちゃんとプロバイオティクス
日本でもヨーグルトなどに含まれる人気の乳酸菌やビフィズス菌のプロバイオティクス。
専門誌の報告では生まれたばかりの赤ちゃんの腸にも良い影響をもたらすことが伝えられています。
調査ではとりわけ未熟児で腸炎の赤ちゃんと母乳、それにラクトバチルス・カゼイとビフィズス菌ブレーベを使用した関係が報告されました。
231人の生まれたばかりで体重が750から1499gの赤ちゃんがランダムに選ばれ、母乳だけの場合と母乳にラクトバチルス・カゼイとビフィズス菌ブレーベも含んだプロバイオティクスを口にした場合を調査し、生後2日から30日目まで続けられ、その差が評価されました。
専門家らによると、赤ちゃんの腸炎は時に生命の危機に面することもあり、とりわけ生まれたばかりの赤ちゃんで局所性の乏血では複雑になることもあり、特に1500g以下の体重の赤ちゃんについては注意が必要のことです。
今回の調査でラクトバチルス・カゼイとビフィズス菌ブレーベが赤ちゃんの腸炎に有効で予防となることは歓迎すべきことと報じられています。
日本にはヨーグルト以外にも乳酸菌などのプロバイオティクスを含む発酵食品が昔から豊富にあることからも、赤ちゃんを生む前から食べ物を選ぶことが病気の予防になるといえます。
妊娠を計画するカップルは女性だけでなく、相手の男性口にする食べ物も赤ちゃんに影響を与えることを考えると、その大切さがうかがえます。
Braga TD et al. Efficacy of Bifidobacterium breve and Lactobacillus case oral supplementation on necrotizing enterocolitis in very-low-birth-weight preterm infants: a double-blind, randomized, controlled trial. Am J Clin Nutr. 2011;93:81-86
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